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■■ 環境データバックアップの媒体 ■■
作者:四畳半の住人 -
 一般的にバックアップ媒体と言うと、CD-Rやハードディスク、MO、DVD、他のパソコンなどがあげられます。しかし、、ここに大きな落とし穴があります。CD-RもMOも、HDもパソコンが壊れてしまった場合は、1台しかパソコンがない状態では読むことが出来ません。私は今回のトラブル時には、外部HDに環境データを保存してありましたが、2台目のサブパソコンにはその外部HDを取り付けることは出来ませんでした。こんな当たり前の事をトラブルになって初めて気がついた次第です。本来ならば、2台目のパソコンがあれば復旧作業も簡単ですが、実際はまったく同じ環境で使っている訳ではないので、やはり別の媒体が必要です。

環境データは、1冊のノートに(復旧ノート)
 デジタルデータは検索や並び変えが簡単で整理も楽で言うことなしですが、デジタルデータってのは実に不安定です。前のページでデータ消失を火災に例えましたが、デジタルデータの世界では、火災が多すぎます。実際には家が燃えてしまうことなんて一生に一度もない人が大半です(火事なんて会いたくないですね)。故に紙に残したデータというのは、非常に有効です。歴史的な巻き物や著名な方の書物がデジタルデータだったら、残っていないかもしれませんよね。紙のデータというのは、紙がくしゃくしゃになっても、濡れても、インクが滲んでも取り出すことが可能です。

 デジタル画像だって、いつまでJPEG方式やGIF方式が汎用形式か分らないし、、やはり銀塩写真(印画紙)のタフさにはかないません。実際、私はデジタルのデータは、テキスト形式以外は信用していません。

 ノートはリング型(バインダー型?)のものが千切ったりできるし、設定時に開きやすくいいと思います。ページ数はそれほど必要ありません。順不同で書き込んで行きます。自分のデータですので、キレイに整理して書く必要はありません。覚え書き&殴り書きでいいのです。逆に自分だけが分るように書いた方がいい場合もあります。ハードコピーを張り付けてもいいし、自由に復旧ノートを作っていって下さい。

個人データとプログラム類は、他の媒体に
 自分のデータを全て失う喪失感ってすごいです。私は過去に2回ほど、全てのデータを失ったことがあります。他の媒体(個人的には、CD-Rがお勧めです、誰のパソコンでも読むことが出来ますしね)に定期的にバックアップを取ります。給料を貰ったらとか、○曜日とか決めて、データの消失を最小限に食い止めます。ダウンロードしたアプリケーションやドライバーも、デジタルデータにてバックアップするベキです。

 ここで言いたいのは、デジタルデータだけでは、復旧が大変な場合があるって事です。画像データなどを印刷して保存しろなどという事ではありません。なんでも併用という考えがバックアップの基本ですよね。登録した辞書やダウンロードしたアップデータなども意識しない部分のデータも定期的にバックアップしてください。辞書などのデータは、面倒でもテキスト形式で保存してください。他のシステムでも使えるようなデータでの保存が大切です。

個人データはインターネット上にも
 ホームページをお持ちの方ならば、自分のサーバーに圧縮データとして送り込むのも手ですよね。その場合、HTMLに書き換える必要はありません。もし、HTMLで目次だけでもという場合は、ロボット型の検索からブロックしたり、アクセス権を要求させたりして、他の人に見られないようにしてください。無料&大容量のサイトもありますので、バックアップとして使うのも一つの手です。全国、どこのパソコンからでもアクセスできるのが魅力です。その場合、FTPアカウントなどが必要ですが、、


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2001年9月12日作成 四畳半の住人