四畳半の住人 / 防寒の極意〜四畳半流 / 我が家の猫の防寒

■■ 我が家の猫の防寒 ■■
作者:四畳半の住人 -
貧乏サイトとか思われがちですが、一個人の家計の節約は考慮してません。
費用が掛かろうと、個人所有に疑問を感じるモノは外部委託が私の生活です。
例:我が家の風呂は離れにあり、その日の気分で日替わり温泉を楽しんでいます。
自分の家だけを節約したいなら、他のサイトの方が役立ちます。
 ペットの為に部屋を暖房して出掛けたら?その際の温度設定は何度ぐらい?とよく聞こえます。我が家も猫が居ますが、冬は2度〜真夏は38度と過酷な環境で取り立てて暖房も冷房もありませんが、猫は猫なりに工夫して快適な場所を求めているようです。若い猫なら断熱材だけ準備してあげれば、特に心配ありませんが、年寄り猫なら断熱材+湯たんぽで乗り切っています。私はあまり電化製品を信用していないので、自分が部屋に居ない時に暖房の為に電化製品を通電したまま出掛けるのが怖いのです。冷蔵庫さえもちと怖いのは、ボロアパートで電気配線がボロボロなせいでしょうか。冬は布団乾燥機をタイマー使って使って出ますが、乾燥機は壊れる前に買い換えます。
 
実際、何度ぐらいから猫は寒いのか。。今までの写真から調べてみます。
気温25度、湿度68%
不快指数72(暑くない)

 10月の割には暖かい日。寒く感じないから、せっかく出してある箱には入りません。
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気温18度、湿度71%
不快指数64(何も感じない)
 そろそろ肌寒いのか、箱には入りますが、中に敷いてある毛皮の上に座っている状態で、丸まっている訳ではないので蓋もしていません。箱の滞在時間も短いです。箱の中では体は伸びています。
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気温13度、湿度67% 不快指数57(肌寒い)  11月で箱は設置して一ヶ月ですが、箱を汚されたので交換中で箱無い状態です。毛皮があればそこに座ります。どこに居ても丸く座っています。座布団が欲しいね!って感じでしょうか。
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気温7度、湿度70% 不快指数47(寒くて大変)  11月で急に寒くなってきました。夜中は勝手に布団に潜り込み、暑くなれば出ていきます。この気温でも日向ぼっこは大好きです。10時頃から日光浴、午後2時半すぎると日差しが弱くなるのを感じて部屋に戻ります。この段階では箱に湯たんぽを仕込んでいないので、布団の方がいいようです。
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気温3度、湿度65% 不快指数42(寒くて大変)  平均室温5度以下でガスファンヒーターが使われます。が、ボロ屋ゆえ部屋は温まりません。私が暖房器具を使わない理由は効率が悪いのもあります。ヒーターを出す前は、丸くなっています。この日は雪だったし、これほど寒いなら脱走しないと思っていたら出て行きました。裸足なのに寒くないのか、、2時間後に雪まみれで帰宅。暖房箱には湯たんぽが設置されます。夜中は布団に遊びには来ましが、基本的には箱で寝ているようです。
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我が家の猫の場合

 人間にも個体差があるように、猫や犬にも個体差はあります。ここでは我が家の環境と我が家の猫の場合について考えてみます。18度で少し寒く感じるがそれほどでもない。10度以下では確実に寒い。我が家はいくらボロ屋でも東京なので、0度以下にはならないが、寒い日で、2,3度の日はあります。

 飼猫は交通事故の影響で腎臓を悪くして2歳の頃から5年間は補水の為の自宅輸液を続け、ずっと療養食を食べています。冷えが身体には一番悪いので、これでも気をつけていますが、私の飼い方を虐待と捉える方もいるようです。ま〜確かに私の生活では里親募集要項を観ても審査には受からない条件が羅列してありますもん。でもね、ペット専用の暖房器具はありませんが、工夫しています。以下、ペットの暖房で悩んでいる人の参考になるかどうか。

暖房箱の紹介

-- 貧乏臭いと思われますが、発泡スチロールの断熱効果は抜群、氷上ワカサギ釣りでも発泡スチロールの箱に足を突っ込むのが最強です(一番上の写真)。
 猫の冬対策ならば、毎年捨てられるし(発泡スチロールは燃えるゴミ:有害物質も出ません)、汚れたら交換、専用ベットを買ってそのうちにゴミにするより、元々が廃材だから、環境に優しいです。
 箱は動物の大きさに合わせますが、真冬は小さい箱で、蓋をしています。上蓋の内側に温度計が貼りつけてあります。この日は箱の外は7度、湿度70%、箱の上蓋に貼りつけた温度計は、な、、なんと、20度近く(私も入りたい・・・)とは驚きです。猫は少し前に出ていった状態です。箱の蓋は中の掃除が面倒になるので固定せず載せているだけです。内側にはウサギの毛のジャケット、外側はフリース生地で覆っています。箱は持ち帰り寿司店で貰ってきます。

我が家の課題〜飲水の温度

- 極寒の我が家ですが、今のところは以上の工夫でしのいでいます。残る問題は飲み水の温度なんですよね。冬だし老猫だしなるべく温かい飲み物をってのは、人間も同じですが、猫はお湯を沸かした時に飲んでくれる訳でないし、室温5度の部屋の水温はやっぱり3,4度と冷たい水です。我が家は水入れは4箇所にあり、あちこちで気が向いたら飲んでくれるように考えていますが、なかなか温かい水は飲ませることができません。朝に、沸騰した湯を入れて回っても出勤するときにはぬるま湯、1時間もすれば冷水になっています。電気を使わずになるべく保温できる方法を模索中です。いま、実験中なのは、白金カイロを発泡スチロールを繰り抜いた中に入れて、ステンレス皿に水。水皿の容量にもよりますが、白金カイロが化学変化が終わるまで冷水ほどではなくなるか?と思っていますが、なにしろ室温が低いからね〜。巧く行きそうなら報告します。
 ちなみに猫の鼻は吸い込んだ空気を適当な湿度は温度に調節し、温度計の役目もするとのことなので、熱くて火傷は無いはずです。我が家の猫も観ていて温度が分かるんだな〜と思っていたら、鼻で測っていたとは。。
以下、講談社 イラストでみる猫学〜感覚器系・嗅覚(44ページ)より抜粋
 【鼻】 呼吸器官としての鼻は、吸い込んだ空気を適当な温度や湿度に調節し、空気中のウィルスなどの侵入を防ぐフィルターの役目をする一方、嗅覚器官として空気中のいろいろなにおいを感知し、識別している。猫の鼻で特徴的なことは、温度計の役目をもっていることである。その感度は、0.5°Cの違いを区別できるといわれ、熱い冷たいも舌で判断しているのではなく、鼻で計って判断している。したがって、猫に「猫舌」はあてはまらない。 

猫の防寒について

 学研「もっともくわしいネコの病気百科」によると猫の体温は39度とのこと。人間より2度ほど高いので触ってみた時、暖かく感じないようなら低体温です。老猫や病気の猫の場合は、体温が下がりがちなので普段から注意が必要です。人間でも体温は37度が免疫力が高く、1度下がると免疫力は3割も低下すると言われています。きっとそれは猫も同じでしょう。我が家の猫も10歳という年齢のせいか、たまに体温が低い時があります。猫の場合、座っている姿勢を見るかぎり、背中より腹部を温める方が効果が高いと思われます。だからエアコンで部屋全体を温めるよりは、敷物や湯たんぽによる防寒の方が効果的と思います。猫の体温が低いかな?と感じたら、敷物の下にゴム製湯たんぽを置くといいです。その場合は、敷物の上の温度を確認してください。タオルやフリース生地を追加すればいいと思います。外に出ちゃうようならお湯が熱すぎです。体調が悪すぎたり、病気猫ならば動けない事もあるので、低温やけどが無いように注意が必要です。
防寒の極意〜四畳半流

2012年1月17日作成 四畳半の住人