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■■ 熱々ごはんでおにぎり ■■
作者:四畳半の住人
おにぎり  お弁当にも夜食にも便利なおにぎり。炊きたてごはんのおにぎりはほんと、最高の味です。日本人に生まれてよかったと感じる美味しさですよね。 炊きたてごはんならば、シンプルに塩にぎりや、味噌にぎりが美味しさを引き立てます。

 私のおにぎりは、よく友人にどうやって作っているの? お米が違うの? おいしいね! と言われます。特別美味しいという訳ではないと思いますが、ガスで炊いたごはんは冷や飯も美味しいことと、だいたい友人の分も作る時は、1升近くの米を炊くのでいつもに増して美味しく炊けるし、塩にぎりや味噌にぎりとシンプルに、具にこだわらない分、美味しく感じるのでしょう。写真は、来客の為に8合の米を炊いておにぎりを作った場面です。大勢のお客にふるまうにも、おにぎりは便利です。茶わんも必要ないし、狭い食卓でも皆で食べられます。

  私が思うに、美味しいおにぎりは、熱々のごはんをふんわりと握れば誰でも作れます。買っても安いおにぎりですが、熱々おにぎりは自宅でしか味わえません。作るのが面倒とか勿体無いとか言わずに、贅沢なおにぎりを食べてみてください。本当に塩や味噌だけで、とても幸せな気分になります。逆にオカズがないときは、熱々おにぎりとミソ汁で御馳走です。

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おにぎりの作り方 〜 熱々ごはんでも簡単に作れます。
おにぎりの大きさについて 〜 丁度良い大きさは状況に応じて食べやすい大きさ。
おにぎりの形について 〜 ところ変われば、、
おにぎりの塩加減について 〜 これも美味しさのコツ
おにぎりの具いろいろ 〜 私の好きな具を紹介。

おにぎりの作り方 ↑Top

おにぎり  同じ大きさのお椀やボウルを2個準備。塩や塩水,梅酢を別容器に,具も刻んで別に準備しておきます。
 ごはんは蒸らした後の火傷(やけど)するほど熱い炊きたてを使うのが美味しいおにぎりのコツです。
 片方のお椀にしゃもじで軽くごはんをよそいます。私は小さめです,これで1合の米から5〜7個ぐらいは出来ます。
おにぎり  もう片方のお椀を伏せます。
おにぎり  両手でお椀を持って、円を描くように回します。そうですねぇ。。4、5回ほど、ぐるぐると、、ご飯が熱ければ、簡単に丸まります。冷めていると駄目ですが、冷めているならば、手で握っても熱くないので手で握ります。おにぎりの美味しさは熱いご飯です。(しつこい。。。。)
おにぎり  結構、丸くなります。指で押さえて穴を開けて具を詰め込みます。この方法なら熱々のごはんでも無駄なくおにぎりが作れます。一つ、一つ作るのが面倒なら、この状態でまな板に伏せてどんどん置いて行きます。
おにぎり おにぎり おにぎり
 お好み焼き用のボウルですか? 同じ大きさのボウルを蓋にして,,取手も付いているから,便利!と思ったら,手が熱くて熱くて。。で,底も完全なる球型ではないので,まぁ,微妙ですが,熱ささえ乗り切れば大丈夫です。
おにぎり  指で穴をあけて,準備した具を押し込みます。手に塩(塩水や梅酢で濡らしても)し,ホイホイと丸めます。あくまでも外は型が崩れぬ程度,中は柔らかくという握り寿司の様な状態で作ります。
おにぎり  三角でも、丸型でも、好きな形に。写真は8合の米をおにぎりにした所。大量に炊く場合は、大鍋で炊きます。写真は、サンマ焼網講習会の時で、人数が多いのでいつもよりも大きく作りました。
 おにぎりは粗熱を取ってから,海苔を巻き,ラップで軽く包みます(ピッタリと包むと開きにくいので,ガワガワと軽く包むこと)。 行楽に持参する場合,一つづつ包まず,クッキングペーパーを使ってお弁当箱に入れるってのもいいです。写真は, 銀杏(ぎんなん)ご飯のおにぎりです。
 おにぎりのコツは、具や味より,握り方にあります。にぎり寿司と同じです。おにぎりは強く中まで握らず, 外側は形が崩れぬ程度にかためて,中は軽く、ふんわりと握るのが美味しいおにぎりのコツです。 落としても割れない程の,中まで固いおにぎりでは美味しくありません。両手で,おにぎりの型を作り,型崩れしない程度で,しかも中まで握りつぶさない様に作ります。ごはん粒を潰さないように、、、寿司のごはんもそうですね。あれがもっと固く握られていたら美味しく感じるでしょうか。機械にぎりよりも職人のにぎりが美味しく感じるのは、ふんわりとにぎられているからと思います。

   あくまでも外はある程度の堅さで,中はふんわりと、形を整える程度(私は4〜5回ほど握る程度)にしてください。自分で作るおにぎりが美味しくないと感じる方は、中まで握り潰していないかチェックしてみてください。

おにぎりの大きさについて ↑Top

おにぎりおにぎり おにぎりは面倒でも、小さめににぎりましょう。小さくしたほうが「あと、もう少し食べたい」ってな時にも、手を出しやすいです。また小さい子供でも楽しく食べられます。食欲おう盛な若者でない限り、巨大なおにぎりは食べにくいです。若い頃は私もどんぶりで作るような巨大なおにぎりを作りましたが、ふんわりおにぎりでは、食べている時に、ぼろぼろと崩れてしまいますし、残した場合も困ります。普段食べるごはんの分量の半分〜1/3程度の量にします。大飯食いの人は、ちょっと固めににぎり、あちこちに具を入れたりするのも面白いですが、私はもう若くないのでダメです。
 どちらの写真も、3合のご飯です。右の写真は、グリンピースご飯のおにぎりで、3合の米とグリンピースで15個できました。お弁当用のおにぎりはラップを小さく切り、軽くふんわりと包むだけでいいです。キッチリ包むと開きにくく食べにくいです。

おにぎりの形について  ↑Top

 地域によっておにぎりは色々な形があると思います。私の地域では三角むすびが主流ですが、形も使い分けると便利です。焼きおにぎりにする場合は、丸く潰した饅頭型にしておくと焼くときも楽です。厚くすると割れやすいので潰してちょっと平らにします。私はサンマ網で焼きおにぎりも焼いています。

 味噌むすびの時は、丸くして俵型が美味しそうに見えます。持ち運びやすい形、弁当箱に合わせたり、工夫して下さい。

おにぎりの塩加減について  ↑Top

 自家製のおにぎりとコンビニのおにぎりの違いは、外側と内側の塩分が変化することでしょうか。大量生産のおにぎりは、最初から塩味を混ぜて炊いているので、塩味は均一についています。好みの問題でしょうが、私はあまり好きではありません。

 すぐ食べる場合は、塩は薄めにします。時間がたつと塩が馴染みますので、後で食べる場合は、塩はそれよりも多めに、、しかし、しょっぱいのは食べられません。ぎりぎりを狙うのがコツです。試行錯誤してください。

 残り御飯をおにぎりにして保存する場合は、塩は使いません。そのまま包んで冷蔵庫に入れて下さい。味噌むすびにする場合も、塩は使わず、味噌の塩分で丁度良く食べられます。オカズがたくさんある場合は塩を使わないでにぎっても大丈夫です。塩分の取り過ぎに注意しましょうね。

 梅を自分で漬けている人は、梅酢を手に塗ってにぎっても香りよく腐りにくくなります。

おにぎりの具いろいろ  ↑Top

塩むすび  一番はシンプルながらも、絶対にお勧めです。おにぎりの中で一番美味しいんじゃないでしょうか。そして、贅沢です。オカズがあるときにもお勧め。 梅酢がある人は,手水に梅酢でも美味しいです。
味噌(焼)  味噌を塗った味噌むすびも最高。味噌を塗ってから焼いてもよし、そのまま食べてもよし。味噌が固くて塗りにくい場合、水などでのばします。夏場なら、梅エキス味噌を塗った焼きオニギリが最高です。
 自家製の梅干しも最高です。種を外して適当に千切って中に仕込んで下さい。種を外して保管する 梅肉なら,そのままオニギリに入れて簡単。
赤紫蘇  具じゃないですが、海苔の変わりに赤紫蘇を広げて巻きます。乾燥している紫蘇の葉の場合は、赤梅酢にくぐらせて巻きます。もう、、本当に最高に旨い。これが食べたくて梅干しを作る人もいるそうです。→しおみさんの紅生姜。かく言う私もこれが食べたくて赤紫蘇を入れます。梅干しを作る人は絶対に試してみて下さい。最近は広げるのが面倒と、おにぎり用の赤紫蘇 は激うま! ご飯に赤梅酢をまぶしてから巻いても色もキレイ。酸味も抜群。夏の傷みにも安心と一石三鳥です。
赤梅酢  上の赤紫蘇を巻いたおにぎりにさらに、赤紫蘇を刻んで混ぜ込み、 赤梅酢をまぶしたおにぎりも最高です。我が家の夏の定番おにぎりです。夏の暑い中でも行楽のお伴にしても傷みにくく安心だし、酸味がいい。で、最高の贅沢は、そのおにぎりにさらに赤紫蘇を巻いたら激うまです。
白梅酢  手水に 白梅酢を使うと,夏場はさらに腐敗防止になります。ご飯には色がつきませんが,ほんのりと梅の香り。3合の米に大さじ1,2杯を白梅酢を入れて炊くのも美味しい梅ご飯。
フリカケや佃煮類を混ぜる  具とするものが見当たらない場合、お茶漬けの素やフリカケを御飯に混ぜてからおにぎりを作ります。ゆかりやゴマも香りがいいです。見栄えも良いし、残り御飯でも美味しく食べられます。何でも混ぜてみてください。意外な美味しさが発見されることと思います。腐りやすいもの(卵焼や汁気の多いもの)は避けて下さい。野沢菜などの漬け物類は、水気を切ってまぜてください。ごはんがポロポロになってにぎりにくくなります。
  あさりの佃煮穴子の佃煮も贅沢ご飯で、オカズが不要、相性の良い具材を探してください。
じゃこ類  じゃこに鮭が混じっているものとか、野沢菜の細切れが混じっているものも手軽で美味しいです。ゴマも一緒にいれると風味も感触もいいです。この場合は、ボールなどでごはんに混ぜてむすびます。見栄えを考えて彩りよくなるようにしましょう。
タラコ、明太子、筋子類  真夏の時期で傷みが心配な時は焼きたらこにしましょう。傷む心配がない季節は生タラコ(明太子)をあつあつご飯で包むと、半煮え状態になりとても美味しいです。筋子もリッチで美味しいですよね。
漬物の葉  野沢菜の一種ですかね。よく八百屋で売られている漬物の葉で包むのもお勧め。ただ、痛みやすいので夏場はだめかも。やっぱりゴマをたっぷりと混ぜると風味も感触もいいです。
炊き込みご飯  炊き込みご飯をおにぎりにすると中身も不要でただむすぶだけなので簡単です。行楽のお伴にも見栄えばっちり。味付けによって塩や海苔を使うか使わないか決めて下さい。
ごはんの食べ方いろいろ

2001年10月21日作成 2006年5月追記 四畳半の住人