四畳半の住人 / ガスコンロでメシを炊く / 炊飯専用土鍋でメシを炊く

■■ 炊飯専用土鍋でメシを炊く ■■
作者:四畳半の住人
 伊賀焼の炊飯専用の土鍋が大人気だそうですね。製作待ちらしく注文してから手にするまで時間がかかるとか。。その炊飯専用土鍋を友人がプレゼントしてくれました。使わずに意見は書けなかったのでやっとこのページに付け加える事が出来ます。製造元は 長谷園、製品名は炊飯専用土鍋 かまどさん(3合炊き)です。定価は10000円(送料込)です。興味のある方はホームページを御覧下さい。どちらのリンクも新しくウインドウが開きます。

伊賀焼 ご飯炊き名人 かまどさん

 かまどさんを手にした時、3.6kgという重さに驚きました。ちょっと道具としては重たい部類ですね。狭い台所では取り扱いに気を使います。
 確かに美味しく炊けそうな雰囲気が漂いますが、そりゃぁ、、電気炊飯器しか使ったことないなら、ガス炊飯はどの道具でも絶賛でしょう。いつも文化鍋や土鍋でご飯を炊いている私がかまどさんを実際に使ってみます。

かまどさんで3合の米を炊いてみます。(緑色の字は取説から丸写し)

【下準備 30分〜1時間】 米を洗って鍋に仕込みます。ここまでは普通の炊き方と同じですので、文化鍋でメシを炊くご飯炊きの水加減と同じです。ただし、、かまどさんはご飯が通常よりも柔らかく炊けますので、私は水を少なめにしています。これが遠赤外線効果ってやつでしょうか。 土鍋で準備
【中蓋を乗せる】 中蓋には2個の穴が明いています。 内蓋をする
【上蓋を乗せる】 中蓋の2個の穴と上蓋の1個の穴が直交するように上蓋を乗せます。第2圧力室を作るって事なのでしょうが、効果あるのかなぁ、、後で計算してみましょう。 上蓋をする
【炊飯 約17〜19分+約3分】 以下、取説より抜粋します。ガスの中強火で上蓋の穴から湯気が勢いよく噴出し始める(約17分〜19分)まで炊き上げてから、そのままの状態で約3分後に火を止める。とありますが、第2圧力室のお陰で、勢いよく湯気が出るって感じじゃありません。文化鍋並みの湯気を想像していると焦げ付くことになります。御注意下さい。焦げ臭い匂いがかすかに漂う程度だと余熱で思いっきり焦げてしまいます。
【蒸らし 10〜20分】 火を切ってからそのままの状態で蒸らします。この釜は粗土使用の為、木のおひつと同じように呼吸をしているのでご飯がべと付かないと言うので、蓋を明けて一瞬だけ箸で突く必要はありません。写っているのは炭です。入れても入れなくても構いません。 むらし

 実際に使用してみての感想は、
 かなり、『かまどさん』に厳しい意見となってしまいました。土物は使い馴れるとどんどん馴染んでくれる性質のものです。まだ二ヶ月位の使用期間じゃさほど差を感じられないのかもしれません。が、狭い流し場ではあの蓋も邪魔、洗った後も邪魔と、結局、人に譲ってしまいました。味うんぬんよりも、使い勝手が私の環境に合いませんでした。単純に考えたら(コストや使い勝手など総合的に考えないと)文化鍋よりも雰囲気あり美味しく感じます。

興味ある炊飯専用土鍋を紹介 〜 黒楽飯釜

 が、どちらかと言ったら私は雲井窯の黒楽飯釜の方が気になります。文化鍋とほぼ同じ形状で土物です。しかし、こちらは3合炊きで定価\38,000円。一生物と絶賛しているサイトもありますが、たしかにこの値段じゃちょいちょいと買えません。が、炊飯器よりは安いのですが、割れる可能性がありますからね。黒楽飯釜は高島屋などで予約販売だそうです。色々なサイトの御意見を読んで、炊飯土鍋を使う前はどんな方法で炊いていたのだろう。。とついつい意地悪な考えを持ってしまいます。コストパフォーマンスを考えると、、あのお値段じゃ、、まっ、、土鍋なんて割ったことないので、大切に扱えば破損は防げると思います。私の身分じゃ、まだまだ\38,000円の割れ物は使えません。そのうち使う機会があるといいのですけど。。興味のある方は、『黒楽飯釜』で検索してみてください。色々な方の使用レポートが読めます。
ガスコンロでメシを炊く目次

2001年12月20日作成 2023年1月31日(取説写しを削除) 四畳半の住人