■■ 釜炊き三昧でメシを炊く ■■ ウルシヤマ金属工業(UMIC)製品 |
作者:四畳半の住人 | |
釜炊き三昧 新カマド Siセンサ自動炊飯機能x釜炊き三昧
| ||
2004年までは炊飯では,は文化鍋、たくさん炊く時には、羽釜や大鍋〔14合炊飯可)と使い分けていました。やはりね、羽釜は大量に炊くせいもあるのか、ご飯も色艶よく美味しいなぁーー毎日使うには8合サイズは大きいし邪魔だけど、小さいの買うと高いんだなぁーーなんて思っていた所、4月の終りに小林金物さんより,「文化鍋は最高です。電気炊飯器はお米に失礼と思います」とのメール。2回目のメールでは、小林さんはウルシヤマ金属工業在職中に、 「釜炊き三昧」に惚れ込み、全国を売り歩いたこと…退職後には、惚れ込んだお釜を個人で売ろうと一発奮起、パソコンを覚え、ホームページを立ち上げたばかりとありました。商品に惚れ込み、それを商いに…とても好感を覚えました。で、3回目のメールに、「もし、ご迷惑でなければ、お釜を送ります!商売抜きで使ってみて欲しい」とあり、ガスで炊飯する人間に悪人はいない!と,それから長いおつきあいになりました。お釜を頂いたからと評価を甘くするのは逆に失礼ですので、私が思ったままレポートします。
鍋本体の外観は羽釜と同じ、<かまど>と蓋が一工夫です。実はこの製品の<かまど>(私はハカマと言っていました)だけ使ってみたい…と以前から知っていました。羽釜はガスコンロでも使えますが、あの形状をもっと有効に活用するには、この<かまど>を使って反射熱を利用できればお釜全体を均一に加熱し、遠火の実現、それこそ本当にかまど炊きだろう。と思っていました。この<かまど>は、実際に商品を手にしてみれば超シンプルですが、アイデアは「コロンブスの卵」に匹敵します。あまりにシンプルで類似商品が出ないかと余計な心配です。釜が持ち上がる高さも出来てしまえば簡単に真似できますが、あの形に決めるまでは大変だったと思います。熱効率がいい高さと釜の径など関係ありそうです。 実際に使ってみて、このセットは「コストパフォーマンスは非常に高く、高級IH炊飯器のように莫大な開発費を要する商品以上の効果があり、製造過程から最後まであらゆる部分で地球に優しい商品だよね」と私の琴線に触れました。羽釜も母の時代?から受け継いだもの、世代を越えても不便なく使える道具は最高です。どんなに高級な電気炊飯器でも、世代を越えて使えませんね。(右の画像は、私の羽釜です)。詳しい画像はコチラを見て下さい。→釜炊きセット(ウルシヤマ工業)。| 炊くまでは、文化鍋でメシを炊くとご飯炊きの水加減と同じです。 | ||
|
|
|
| 研いだ米&水を入れ、吸水(吸水ゼロでもこの釜は平気)。強火で沸騰を待つ。<かまど>で反射して返しているので、熱効率は良いですね。 | 蓋がカチカチ→ガチガチ→噴き出して来た時が弱火タイミング。弱火で12分〜15分。遠火ゆえ時間が多くても失敗はないですが、加熱不足はダメです。 | 最後に強火で30秒〜1分(お好みで)。そのまま蒸らし10分。お焦げは、2分後位から出来ます。鍋が浮いているので失敗はないです。 |
| 加熱時間は私が試して決めました。 加熱時間は、各人のご飯の好み、水や米、火力などで変わります。 楽しんで自分の加熱時間を見つけて下さい。 【炊飯に蒸らしは必須です!(電気炊飯器も同様ですが)】小林さんのモニターの感想に、置いておくとご飯がこびりつくとありますが、蒸らしが終わった後は、ざっくりと全体を混ぜて下さい。 (蒸らし不足だと鍋肌にご飯粒がこびりつきます) この状態がお櫃に移すタイミングです。 強火→中火→弱火といつもの炊き方も試しましたが、オススメ通りに強火→沸騰→弱火が一番いいようです。文化鍋の縁がウォーターシール効果と同じ効果があの蓋の曲がり部で発生します。 <かまど>と言う洗い物が増えるという御意見もありましたが、ごしごしと洗う必要もないのでたいした問題じゃありません。電気炊飯器の方がより洗い物がたくさんですよね。 この釜ならばガスコンロの上面も汚れません。 |
||
|
|
タイマーがあると便利。多少、時間が長すぎても失敗がないのがいいところです。タイマー付のSiコンロにしたらタイマーも不要になり快適炊飯ライフです。 |
| 【フッ素樹脂加工タイプ】 | 【アルミ地金タイプ】最後に3分強火でも平気。 | |
私はご飯の仕上がりが評価しにくいフッ素加工品は嫌いなんです。それを小林さんに伝えると、アルミ地金のお釜がやって来ました。アルミ地金でも遠火の威力で焦げ付きはありません。アルミ地金の方が米粒が美味しそうに見えるのは贔屓目かな。半永久的とは言え、フッ素加工は、何年も使えば劣化し、だんだんと性能と落ちていきます。「NHKの食彩工房」に”フッ素加工のフライパンは駄目になったら、毎年買い換えて気持ちよく使う”と書いてありますが、とんでもない話しです。

写真のカマドは古いタイプです。新しいモノに交換してもらえます→釜炊き三昧 新カマド