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■■ どぢさんのアイデア道具■■
作者:四畳半の住人

 茨城県守谷市にお住いのどぢさんから素晴らしいアイデアを教えていただきました。どぢさんは、御家族4人、犬1匹、猫1匹、鶏2羽という家族構成だそうで、メールの一部からも、とても心豊かな生活を送っている方です。私のページはラッキョウ漬けを検索していていらしていただきました。
茶色の文はどぢさんからのメールの一部抜粋です。どぢさんからはここに紹介する事を御快諾いただきました。ありがとうございます。
どぢさんからのメール 2002年5月
 目の前の雑木林のエゴノキが白い花をいっぱいに付けて香っています。 らっきょうは昨日葉っぱ付きのをひと掴みほどいただき、こんなに少量でも 漬け物かしら、と考えていたところでした。

 ねっ! 季節感たっぷりの心温まる文章ですよね。しかも、どぢさんは30年も手作り年賀状派。やはり、ゆとりある豊かな感性の方だったのですね。
 30年以上も前から(こどものころから)年賀状を版画で作っております。木版、ゴム版、芋版、紙版、プリントゴッコなど。
PC主流の昨今に抵抗して我流で通しています。
前置きが長くなりましたが、よけいなお世話と知りつつアイデアをお知 らせします。
 余計なお世話どころか、こういうメールはとても嬉しいです。以下、まとめてどぢさんのアイデアを紹介させていただきます。

絵の具アイデア 

 水彩絵の具には大和のりを混ぜるよりも膠(ニカワ)を混ぜるのをお薦め。(年に1度しか使わないので購入価値がないとお思いかもしれませんが、出来上がりの発色が全然違ってきます。)

膠(ニカワ)について教えていただきました

>> 膠 → ニカワ ですね。。
>>日本画などに使う奴ですよね。。

 おっしゃるとおり、画材屋さんにあります。
 一般的には棒状に固めた棒膠(ぼうニカワ)や瓶入りの濃縮液状のものがあります。
 先ほど画材屋さんに電話で確認をとりました。棒膠は10本(100g)で340円(2002年5月 どぢさん御確認データ)と安価ですが、が一晩水1/2カップでふやかし、ホーローか行平鍋でゆっくり加熱して溶かしてから使いますので手間がかかります。それは手作り好きには大して苦になりませんが、せっかく作った膠液は腐ったりカビがはえて悲しいことになりやすいです。
 思い立ったらすぐに使いたい人には瓶入りがお薦めですが、1回だけしか使わないならがんばって棒膠から作って使い切りましょう。
 瓶入り膠液150ccくらい(ラベルに内容量が見当たらないそうです)で770円です(2002年5月 どぢさん御確認データ)。少々割り高のようですが何年も無駄にせずに使うことができます。

パレットになるもの 

 牛乳パックを切り開くと紙パレット代わりになります。(野外にスケッチに出かけるときもけっこう便利ですよ。使い終わったらゴミ袋に入れて持ち帰れるし。)

 牛乳パックとは、、まさにパレットにピッタリ。毎日見ていて、しかも、リサイクル用に開いているのに考え付きませんでした。う〜ん。水にも強いし、最高ですね。
 そして、ニカワ。まったく想像もしなかったです。発色が素晴らしいのか。今年は絶対に使ってみます。。ニカワは楽器などの接着に使われる事も多いので、きっと絵の具に混ぜたらいい感じになるんでしょうね。。糊よりもいいかも。そう言えば、日本画もニカワを使いますね。ニカワというものは知っていましたが、絵の具に混ぜる。なんて思いつかなかった。来年の年賀状、、楽しみです。ニカワ、、買って画像を準備したらここに載せるつもりですが、まだ先の話ですね。

必要な材料や道具図案を考える
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2002年5月13日作成 四畳半の住人