四畳半の住人 / 飯のおかず&宴会料理覚え / お手軽〜キムチ鍋

■■ お手軽〜キムチ鍋 ■■
作者:四畳半の住人
 寒い冬、集まればやはり鍋。しかし、このキムチ鍋は暑い夏でも美味しく食べられ、包丁を使うのはニラを切る時だけと準備が簡単で味付け不要で失敗はありません。わざわざ鍋スープなんぞ買わなくても美味しく出来ます! 我が家の宴会定番メニューです。最低限必要な材料さえ守れば何を入れても大丈夫、人数がフレキシブルなのも宴会向きです。ただ、作ってすぐというより煮込むと美味しくなるので緑の野菜以外は前日に仕込んでおくのがコツかね。

 この鍋は材料費に幅がでます。、ニラが安売りされているときに作ると安くできます。キムチ鍋の宴会が近づくとニラの値段が気になります(せこいね)。豚肉の予算は、100gあたりです。それぞれの分量はたんなる目安なので増減してください。私の場合は、ニラ&もやしは人数分より1袋多く、うずら卵は一人10〜20個ぐらい用意しています。

 肉がダメな場合は、生イカやアサリの剥き身などを豚肉の替わりにします。まるで味は変わりますがそれも美味しいです。うずらの卵はどんなに多めに買ってもなくなります。普段は数を食べないうずらの卵。こういう機会にど〜んと食べてみましょう。

お手軽キムチ鍋 〜 材料、代替材料、分量、費用など

材料 記事 分量&予算
1人あたり
代替え材料
白菜
キムチ漬け
どうせ煮てしまうので安いもので十分。キムチ漬け風でも構いませんが、よく味が出そうなドロドロしたものを選びます。 1人200g以上
100円〜300円
豆もやし 豆付きモヤシの豆がプチプチでオイシイ。 1人1袋以上
50円〜
最悪、普通のもやしでもいいけど…
ニラ ニラが一番、予算に影響を与えます。ニラが安い時ならば低予算。これも多めが嬉しい。 1束以上
30円〜200円
京菜やみず菜、小松菜、チンゲン采、春菊など青みと癖の強い葉がオススメ。冬は栽培セリが出ているのでセリもオイシイ。キャベツや白菜など水気が出るものは向きません。
豚ばら肉 脂が気になってもそれほど取らないので気にしない。 100-150g程度
180円/100g〜
生イカやアサリの剥き身でもいいが、魚介類だとサッパリ系。豚バラ肉で作るとコッテリ系になります。豚もも肉でもいいけどコクが不足気味。
うずらの卵 うずら卵を思いっきり食べてみよう。茹でたものでも、殻付きでも、どちらでも。近所にうずらを飼っているところがあり、安い卵を大量に購入しています。なんと25個で100円。(廃業してしまった。。残念) 10個で100円程度 代替え品なし!うずらの卵が無いキムチ鍋なんて!!!
他に入れても合うもの
うどん 最後はご飯より太いウドンを入れて汁までたっぷり頂きます。
くずきり あの食感がたまらない。煮ても崩れないものを。
きのこ類 えのき、しめじ、マイタケなどキノコ好きは入れてみて
豆腐 焼き豆腐が崩れないのでおすすめ。豆腐を入れると汁が薄まるので追加用のキムチ漬けか、キムチのたれを準備します。

作り方(煮込むとうずら卵が美味しくなります)

以下、4人分の予算と、準備経過を紹介します。
ちなみにすごく食べる4人です。
【2002年11月22日 キムチ鍋会計】(目安用) 4人
キムチ白菜漬け 3個900円、ニラ5束500円、うずら卵80個300円、葛きり1袋240円、豆もやし5袋300円、豚肉600g=660円、エノキ1袋100円
2009年1月30日 キムチ鍋会計(目安にしてください) 7人
キムチ白菜漬け 180gパック7個700円、ニラ7束500円、うずら卵50個500円、豆もやし8袋480円、豚バラ肉900g=1800円、エノキ1袋100円
鍋の底にはキムチ漬け 上から豆もやし もやしと豚肉を交互に
 もやしが多い場合は、もやしと豚肉を交互に敷きます。全て終わったら、水を入れて弱火。別のコンロに湯を沸かし、うずらの卵を茹でます。うずらはかき混ぜて黄身が真ん中に来るように。茹で終わったら水にさらしておきます。
 水を入れる。キムチ漬けの容器を使うとタレが最後まで使え、容器も綺麗になって一石二鳥。モヤシから水が出るので水は焦げない程度にする。鍋を上から見ても水は見えない程度。で、蓋を閉めて、最初は焦げないような中弱火(モヤシから水が出るまでは焦げることがあるので注意)。そのまま煮込みます。
 煮ている間にウズラの卵の殻むき。ウズラの卵は、指の腹で全体を押してヒビを入れて、先がとんがっている方から剥くと失敗が少なく綺麗に剥けます。この日は80個のウズラ卵を使っています。
 煮ている途中の鍋にウズラ卵を入れてさらに煮ます。この状態で、どんどん煮ていくと赤くなります。ここまでで下準備は終わりです。時間がある限り火をかけます。火を止めて冷めると豚の脂が表面に固まります。気になる人は固まった脂を取り除いて下さい。バラ肉だと脂はたくさんでます。
 ここまでで下準備は終わりです。エノキなどの茸類を入れる場合はここまでに入れてしまいます。葛きり、ニラなどの青菜は食べる時に入れるようにします。
写真は次回
気付いたら残骸でした。
 人数が揃ったら鍋に再び火を入れて温めます。3,4cmに切ったニラをガバっと入れて蓋を閉めます。ニラが煮えたら食べはじめます。ニラは全部入れるのではなく継ぎ足しで入れるようにします。ニラは煮過ぎると美味しくありません。少し食べてから隙間を作り、葛きりを乾燥したまま煮込みます。煮汁が煮詰まってきたら水を足し、もし味が薄くなってしまったらキムチ漬けを足すか、キムチの素を入れます。
 鍋の後、ウドンを入れても構いませんが、食べ切れない場合は、分けてウドンを入れて下さい。翌日、鍋の残りを温かいご飯にかけて食べるのは最高です。
 この鍋に合う副菜は「白和え」、「白菜漬け」などのさっぱり系がお薦め。この日は、鯛の頭の酒蒸しもありました。酢でいただくので口直しばっちり。
飯のおかず&宴会料理覚え
2002年11月23日作成 2009年1月27日更新中 四畳半の住人