四畳半の住人 / 四畳半でらっきょうを漬ける / 材料と必要な道具

■■ 材料と必要な道具 ■■
作者:四畳半の住人
ゴールデンウィークが終わり、6月 も近くなると八百屋さんに生のらっきょうが出回り始めます。 だいたい7月下旬あたりまでは売られているので試しに作ってみてもっとやる気と時間があるなら追加しています。 漬け込んで1ヶ月目から食べられますので、味見をしてから考えても間に合います。道具は狭い部屋ですので出来る限り身の回りの物を流用するようにしています。
   

材料と時期

らっきょうを準備
 らっきょうはまるみがあり、表面に傷がなく粒のそろっているものを選びます。せっかく作るのですから塩漬けになっているより泥(もしくは砂)付きを選びます。らっきょうには砂地で作られたもの、畑で作られたものがあるそうです。私個人的な意見を言えば、砂地で作られたもののほうが、皮を剥いたり、洗ったりがラクチンで、家に持ち帰った時の匂いもなごやかなのでお薦めです。粒が小さすぎると剥くのが大変で、大きすぎるのは食べる時に大変だし、、丁度良い大きさが一番です。八百屋では5月ごろから8月すぎまで見かけます。
 生のらっきょうは鮮度が命です。市場が休みの日曜日や前日の残り(安くなっているけど)は避けましょう。結局、芽が伸びていて中身がフワフワになっていたり、痛みかけが混ざったり、とお得ではありません。かくいう私も、いつも安売りに騙されてついつい買ってしまい、剥いていて後悔する口です。
 らっきょうの値段は1kg 250〜500円程度です。買ったら早く処理しましょう。小分けに何度も買うのがお薦めです。
塩を選ぶ
 せっかく手作りするのですから、少し高めですが、自然塩やつけもの用の塩を使っています。高級な塩を使う必要はありませんが、あら塩がいいと思います。私がラッキョウ漬けによく使うのは、2kgで220円というつけもの塩です。さすがに梅干し用には、もう少しだけよさそうな塩を使っています。もちろん、余ったら料理にも使えますしね。計量はかりを持っていないので、計算しやすい量を選んでいます。 らっきょう2kgに対して400gを準備します。 この量はかなり多めですが、私のやり方はらっきょうの塩漬けはせず、塩まぶしにするので塩は多めになります。
 塩漬けせずに、生のままラッキョウを甘酢に漬け込むと、カビが生えやすくなります。保存食ですので、必ず塩漬けしてからの処理をお勧めします。どうしても塩漬けが面倒ならば、冷蔵庫での保存が必要です。
甘酢の材料
 砂糖は白い普通の(上白糖)を使うと白い(普通の)ラッキョウ漬けになります。私はキビ砂糖(黒砂糖ではない)などの茶色のものを使っているので醤油漬けのような色になります。砂糖はらっきょう2kgに対して3〜400g程度。この分量ですと市販の漬け物より甘くありません。もっと辛いのが好きな人は適当に減らします。甘すぎるのは最悪ですので、どちらかと言ったら少なめに。
 酢はらっきょう2kgに対して1リットル(5カップ)必要ですが、少なめでも構わないので私は900ccの瓶や1升瓶(=400円程度だからお得)を買っています。混ぜ物がない純粋な酢ならとても期待できますが、酢はそれほど高価なものを使っていません。これは予算に応じて選んで下さい。私は米酢というのを使っています。トウガラシは刻まずに丸のまま用意します。20本位入っている小袋が便利です。
はちみつ漬け
 はちみつ漬けも美味しいですよね。もし、小分けにしてはちみつ漬けも作るのでしたら、甘酢の砂糖を半分だけはちみつにします。全部、はちみつでもいいとは思いますが、まだやったことがありません。残ったはちみつの瓶に漬け込むのも無駄なくていいかもしれません。
トッピング:昆布
 大量に昆布をいただいて甘酢に一緒に入れてみました。昆布の香りがほのかに漂いなかなか美味しいです。で、その昆布はずっとつけておいても痛みませんが、引きだすならば冷蔵庫保管が必要です。1年後に食べてみました。昆布の甘酢漬けって感じですかね。いい昆布を使っていたので1年たってもしっかりと歯ごたえありました。炒めたり煮詰めたりするなら2,3ヶ月で取りだしたほうがいいかもしれません。

必 要 な 道 具

漬け込む容器について
 梅酒の瓶でもコーヒーの空き瓶でもハチミツの瓶でも何でも構いません。全部入らなくても、小分けにしてもなんでもいいんです。小分けにしておくと友人宅に訪問するときそのまま持って行けます。普段からジャムやハチミツなどの瓶をためておきましょう。友人・知人にも協力を依頼しましょう。 それでも見つからない場合は空き瓶回収ボックスから頂きます。 ガラス製の物がお薦めです。プラスチック製では匂いがついてしまって他の用途に使えなくなります。
 友人にプレゼントする分を2リットルのペットボトルに作ってみました。入れるのにちょっとキツイのもありますが、無理矢理押し込みます。だいたい2kgのラッキョウが入ります。酢は後から入れます。食べる時は、ペットボトルを切って別の容器にあけて食べてもらうようにします。そのままあげることが出来るし、送るにしても割れないし、容器代もかからないし、意外とお薦めです。ただし、ラッキョウから汁が出て容量が増えるので、その分を見込んで酢を入れないと大変な事になります。(2001年6月更新)
その他の小物類
 ザルは塩をまぶして水を出す時に使います。竹製でもプラスチック製でも100円ショップの小物入れ(A4程度の大きさが使いやすいです)でも、部屋の中にあるものを流用します。もしくはザルに替わるもの
 タオルや新聞紙、包丁などの刃物、水を張る為の入れ物(ボールなど)、甘酢を作る為の鍋も必要です。これは何でも構いません。普段ラーメンを作っているものでも。。

何キロ漬けるか、、小分けに作業するのがコツ。

夜中にらっきょうを剥く 1人での作業なら2日間で2kgが丁度よいペースです。ですから、10kg漬けたい場合は、のべ10日間は必要です。あまり根を詰めても大変ですので、時間がとれる時に作ります。
 2kgですと皮剥きに必要な時間は1人で2時間位。ラジオを聞きながら、友人が来たら手伝わせながら、、やりましょう。
 場所によっては8月まで売っていたりしますので食べ始めて、美味しかったら追加できます。近所の八百屋さんでは、1kgの袋詰めや5kgや10kgの箱詰が販売単位ですが、安いからと言って、一度に大量に買うと剥くのがとても大変です。自分が一度に処理できる量を考えましょう。やはり新鮮なうちに漬け込んだほうが美味しいです。以前、5kgの箱を買ってしまい後悔しながら夜更かしした事があります(写真は、1999年の夏の失敗風景)。
漬け方 1/2

2000年10月24日作成 2002年5月18日更新 四畳半の住人