四畳半の住人 / 果実酒のコツとレシピ / よく作る果実酒の紹介

■■ よく作る果実酒の紹介 ■■
作者:四畳半の住人
 私は果実酒は2つに分類されると考えています。通年作れるもの、季節限定なものの2つです。 時期が限定される果実で作ったお酒はありがた味もひとしお。。こんな貴重なお酒をガバガバと酔っぱらって飲むのは勿体ないです。 通年作れるお酒でのお気に入りもいくつかありますが、やはり季節限定なものが魅力的ですね。私がよく作るお酒のレシピを紹介します。
 
果実の種類時期作り方分量飲み頃
コーヒ豆通年  このお酒が一番簡単なのでよく作ります。コーヒー豆を焼酎に入れるだけで出来上がります。豆を入れ3週間後には豆を取り出します。
 1ヶ月も入れてしまうと苦みが出て飲めたものじゃなくなってしまいます。瓶に紙を貼っておき、取り出す日を忘れないようにします。
 コーヒー好きも喜んで飲んでいます。 牛乳を入れて飲む人もいました。しかし、このお酒はストレートで、楽しむ飲み方が合うので、お湯や冷水で割るのもよいかと思います。 甘いのが好きな人は飲む時に追加します。
焼酎1.8リットル

コーヒー豆は酸味の強いもの(モカ、ブルーマウンテン)150〜200グラム程度を使います。私はモカを使います。

粉は苦くなるので必ず豆を使います。


グレープフルーツ通年  グレープフルーツは熱めのお湯にいれ、タワシで洗い水気を拭きとります。ワックスを落とすために必ずお湯で洗います。 洗い終わったら表皮をむき、4、5片の輪切りにします。表皮を1個分とレモンの実の輪切りを一緒に漬け込みます。 レモンの皮もお湯で洗いワックスを落とします。
 5〜7日後に表皮とレモンを取り出し、2ヵ月後に果実を取り出し、布でこしてしぼり汁を加えます。これはかなり美味しく出来上がりますが、あまりの旨さに1回で飲み干してしまうのが難点です。
焼酎1.8リットル

白肉系のグレープフルーツを1キロ。もったいないので、見切り品で十分。

レモンは5個

氷砂糖は150〜200グラム

グレープフルーツの皮を1個分


びわ4〜6月  このお酒は果実酒の中でもトップクラスの味と言われます。実は私も同感です。 毎年作っていますが、あっという間に飲み干されてしまいます。唯一の難点はビワの値段が高いことですね。自宅にビワの木がある人がうらやましい。
 びわを皮つきのまま洗い、よく水洗いしてフキンで水気を拭きとります。レモンは皮をむき、白い部分も取り除いて、実だけを輪切りにして、一緒に漬け込みます。
 レモンは2ヵ月後、びわは1年後に取り出します。
焼酎1.8リットル

黄熟したびわを1キロ。

びわって高いので、お酒にはもったいない。でも旨い。

レモンは4個

氷砂糖は200〜300グラム

ぷらむ 7〜8月  プラム酒も毎年作ります。ビワには適いませんがとてもおいしいお酒になります。よく水洗いし、水気をふきとり、皮付のまま漬け込みます。 レモンの実だけを2つ切りにして酸味を補強します。 1ヵ月位で飲めるようになりますが、熟成には3ヵ月必要です。 果実は1年でとり出します。 焼酎1.8リットル

新鮮で熟しはじめの プラムを1キロ

レモン 4個

氷砂糖 200〜300グラム


 他にも色々と作りましたが、ここ数年はこの4種類に落ち着いています。 過去に作ったお酒にはバナナ酒、いちご酒、梅酒、キンカン酒、ゆず酒、かぼす酒がありますが、どれも今一つの味で評判が悪かったり、コストが高かったりしてたので今は作っていません。また新しいお酒を見つけたら紹介していきます。今年はりんご酒に挑戦するつもりです。

2000年12月12日作成 四畳半の住人