四畳半の住人 / 四畳半、たまに考える / 梅干しは洗って保存?の質問その後

■■ 梅干しは洗って保存? 質問その後 ■■
作者:四畳半の住人 -
 2004年8月、梅干しは洗って保存しますか?と質問を受け、面白いので「困った質問」に掲載したのですが、御本人からそれに対してメールをいただきました。
 梅干しQ&Aについては、いただいた御質問で回答が出来るものは、掲載させていただいています。まぁ、同じ疑問を持った人の役に立つと寛大に考えて貰えれば。。(^^;) 

 ってか、それぐらいはサイトの更新に役立ててはいけないのかしら。実名はあがってないし問題ないと判断したのですが、いけませんでしたね。しかし、この程度のサイトでも、作るのにかなりの時間と労力を費やしています。本を買えば関係者の利益になります。私に限らず、ホームページで情報を作る管理人さんのほとんどは、通信費や器材費、実験や検証の時間までもが、もろもろ出ていくだけです。趣味でやっていることですが、短文な質問攻めはかなり辛いです。ほとんどの方は、サイトの感想もなく、質問だけのメールで、しかも回答を急かされます。その質問も、記述済みの内容が大半で回答も流れ作業になりがちです。もちろん感じのいい方には挨拶から始まり、無駄話など盛り込んだりして楽しんで返信していますけどね。
 「困った質問」は特定の個人攻撃のつもりではなかったのですが、気分を害されたこと謝ります。ちなみに質問者のメールは内容はともかく(←ここが辛口なのね)常識的なものでした。御本人の名誉の為にここに記します。

困った質問に載せていた全文

【梅干しの保管についての質問】
 土用干しまで済ませ、いざ、保存瓶に入れようとしたところ、旦那に「外に干したものをそのまま仕舞うの?ほこりだらけじゃない?」と言われ、不安になりました。でも、「梅干しを洗う」というのも変な気がしますし…。結局、洗わないでそのまま仕舞いましたが、そのまま食べるのは汚いのでしょうか?洗ったほうがいいですか?

 絶句!!! 冗談かと思えば真面目に質問されているし、、保存食とは? なんの為に干したのか、など考える事を完全に放棄し、赤の他人の時間を割いても聞いちゃうんですね。きっと服も着る前に洗うんだろうね。聞いたら、干物も洗って食べているらしいです。

いただいたメール 2004年9月7日

Subject: Re: 梅干しの保存について質問です

こんばんは。
先日、梅干しの保存について「洗わなくていいでしょうか?」と 質問した者です。
突然、サイトにて質問と答えが掲載されて戸惑いましたが、 こちらも勝手に質問したことですし、勝手に掲載されても 仕方ないか…と思っていました。

が。
このたび、困った(笑える)質問という新しいコーナーにまで 掲載されているのを見て、「あんまりじゃないかなあ」と思って、 メールしました。

“考える事を完全に放棄し、赤の他人の時間を割いても聞いちゃう” という文章はひどいです。 一応、考えましたよ?
梅干しづくりの本も購入しましたし、ネットでいろいろ検索もしました。
そりゃ、保存食づくりの達人の方からしたら馬鹿で笑ってしまう疑問 かもしれません。
でも、誰だって最初はわからないことってありませんか?
たとえば、土鍋を使うときは最初は米のとぎ汁で洗う、ということも 知っている人からすれば常識ですよね。
落し蓋と聞いて、蓋を床に落とす人がいるなんて信じられないことでしょう。
私にはそれが「梅干しを洗わなくていいのか?」という疑問でした。

メールに書かれていた「干した洗濯物を洗いますか?」という質問には いちいち答えてまた非常識な変人扱いされても困るので答えませんでしたが、 洗濯物は口に入れますか?
梅干しや魚の干物は口に入れるものなので、洗濯物を例に説明されても…。
まあ、それくらい潔癖症だと思われたのでしょうね。
洗濯物は口に入ることはないので洗いませんよ。

“干物も洗って食べているらしいです。”ということで、 私としては干物を洗うことはそんなにまで非常識なことだと 思っていなかったのですが、こういう書き方をされるということは、 よっぽど変人だと思われているみたいですね…。

“だいたい失礼な(ちと怒るような)質問メールは 1行から数行以内の短い文で来ますね。”
とあるので、今回は前回より長くしてみました。
でも、また“赤の他人の時間を割いて”しまいましたね。
申し訳ありませんでしたm(__)m
ちなみに。
全文、載せていただいて構いません。
または日記のネタにでもなさってください。
 
Subject: ちょっと追加の言い訳です

しつこくてごめんなさい(笑)

もう一つどうしても主張しておきたいことがありました。
私にとっては、梅干しも洗ったほうがいいのかな? という疑問は、 たとえば、りんごとか桃とかぶどうとか、食べる前に洗いますよね? あれと同じで、外に生っている実も洗うもんなあ…なんて感じで 連想していたのです。

もちろん、八百屋で買う果物は、ほこり云々よりも農薬の問題も あって洗うのでしょうけど。

もしかして、りんごの皮をむかないで丸かじりされる方なのかなあ。
そしたら、果物も洗わないんでしょうしね。
服にきゅっきゅっとこすり付けるくらいで。

そんなわけで、洗濯物は洗いませんよ(笑)
しつこいか(笑)

それでは(^o^)/~

ちなみに、現在では、「困った質問」からは削除してあります。

私がいつも感じること、今回は言わせてもらいます

 私は保存食の達人ではありませんが、「洗って保存?」ってのは、かなりぶったまげた質問なんですよ。友人知人も「日本人の常識だろう」、「手洗いか、洗濯ネットに入れて弱、最後は乾燥機でと言ってやれ」などなどほぼ、私と同じ反応でした。あまりの質問なので、返信がちと砕けすぎで失礼しました。
 が、本も買って、ネットでも検索して・・・とありますが、本当に最後に考えましたか?
 
 どの本にもどのサイトにも載っていないということは、説明するまでもない常識だからではないでしょうか? それを、「誰だって最初はわからないことってありませんか?」と開き直るのには呆れます。知らないことを自慢するとは。。
 小うるさいこと言わずに回答してやれ!と思うかもしれませんが、当たり前の質問に回答するのは、非生産的すぎます。他にも返事を出したい人はたくさんいますし、そちらの方が何倍も楽しい。しかし、せっかく挑戦した梅を無駄にしたら可哀想と思い、せっせと返信しています。その余禄にサイト更新の一部に使うのはそんなにいけないことなのでしょうか。私はあなた達の友達でもなければ、専属じゃありません。無給&無休のボランティアか、それ以下なんですけどね。嫌ならもっとお金を払って本の著者に直接に聞くとか、書いてある本を探すとかすればいいのに。いきなり他人に質問しておいて、そりゃないですよ。 
 質問コーナーがあるのですから、質問したら掲載されると思って欲しいです。私だって常識の範囲内の質問ならば真面目に答えますよ。そんな掲載されて恥ずかしいような質問はもっと近い人にぶつけて欲しいです。お母さんとかご近所のお婆さんとかいろいろ居るでしょ。
 だいたい、落とし蓋の話も、今回の保存食の件も、知らないから当然!と思って欲しくないです。 若いから知らなくて、、、などと甘えた考えは恥じて下さい。 知らないのは恥なこともたくさんあります。そういう事に限って学校でも塾でも会社でも誰も教えてくれません。年齢に応じて自然に身に付ける常識は誰も教えてくれないのです。 それを知らないのは自慢でもなんでもありません。
 そもそも普通の思考能力で考えれば、干し椎茸は? とか、干し大根は? とか、梅を干した意味は? とか、他人に質問する前にわかりませんかね。 だいたいなぜ梅干しの引きあいが生食(なましょく=生で食べる)する果物なのか理解できません。せめて干し柿とかのドライフルーツと比べて欲しかった。 よく考えてみれば、回りに判断材料はたくさんあります。落とし蓋の話だって、料理する人には、当たり前の常識です。「落とし蓋を落とす」なんてのは、笑い話で、今回の「梅干しを洗う」のと同レベルです。バカにされるんですよ。そんなこと言うと。まさか真剣に引きあいに出すとは。。まぁ、落とし蓋も梅干しの保管も学校では教えてくれませんけどね。親の手伝いしてれば少なくとも落とし蓋はわかるはずですよね。知らなければ親を恨んで下さい。

 やはり子供には学習塾よりも家の手伝いの方が有効じゃないかなぁ。。学習塾に行っても結局は普通の学校、普通の会社勤め、そして普通の収入を得て普通の生活、、、を送る場合がほとんどじゃないでしょうか。学習塾によりほんの少し試験の点数が上がっても人生の結果には何も影響ないんですよね。そんな無駄にお金を使うならば、家事をバッチリささせたり、思いっきり遊ばせたほうが、こんな下らない質問する大人にはならないはずです。


 ことわざの「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を考えるに、
(常識を)知らぬのは恥 と昔の人は考えたのではないでしょうか。

恥を忍んで人に聞いたのが昔の人、最近の若い人は恥知らず


 となんですね。言葉を発した場合は一時の恥で済みますが、メールという残る媒体で聞いてしまった場合、こうやってある程度の恥をさらされてしまうのは仕方ないことと諦めて下さい。今回は、全文掲載可能とありますので、いつも感じることを文章にしてみました。
 私はこの通りかなり辛口ですので、御勘弁ください。で、私は厳しすぎますか?? 御意見お待ちしております。
「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」
(きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ)
【意】 知らないことを人に聞くのはほんの一時の恥で済むけれども、聞かないでいれば知らないまま一生恥ずかしい思いをして過ごすことになる。知らないことは恥ずかしがらず、積極的に質問したほうが身のためだということ。
〔類〕問うは一旦の恥問わぬは末代の恥 
 (学研 故事ことわざ辞典より抜粋)
四畳半でたまに考えること

2004年9月7日作成 四畳半の住人