四畳半の住人 / 四畳半で梅干しを作る / 梅干し初挑戦の場合の注意点 

■■ 梅干し初挑戦の場合の注意点 ■■
失敗を100%回避するために
作者:四畳半の住人 -
 6月も半ばにさしかかると、八百屋の店先はそのまま食べられそうなキレイな梅が特等席に鎮座しているので、今年はやってみるかな!って気分になるのでしょうか。「初挑戦します」とメールも増えてきます。が、意外と失敗してしまった。と6〜8月頃にメールを頂くことも多いのです。せっかくの梅仕事、やはり最後まで完成してもらいたいですね。で、今まで失敗したという方々への注意点をずらずらと並べてみます。もちろん慣れている人はこの限りではありません。初めて挑戦する!って場合の注意点です。  梅干しは難しいとか面倒とか思われていますが、この3点をキッチリと守れば、一番簡単で、見栄えのする保存食と思います。白菜漬けのように味も進行せず、しょっぱすぎたりもないです。実は6月に漬け込み、紫蘇を入れ、梅酢にどっぷりと浸かったまま土用を待ち、火傷しそうな日を選んで干すだけです。他の漬物よりも遥かに簡単で楽しい作業でお勧めできる漬物です。
 他、参考データは、
梅のお値段 / 塩分量早見表 / 重しデータベース / 梅の量と容器の関係
を見て下さい。重石も容器も工夫すれば買わなくても大丈夫です。気軽に梅干しに挑戦してみてください。
Lサイズの南高梅6kg Lサイズの南高梅6kg
 上の写真(↑)
Lサイズ南高梅6kg(275個)+10リットル漬物樽
 右の写真(→)
重石をかけた状態。買った状態では入らなかったが浸透圧で萎んだので無理やりに入れるとこんな感じ。
Lサイズの南高梅6kg ←24時間後の状態
 こんなに下がりました。だいたい3時間で押し蓋が下がりはじめます。ここまで梅酢が出てきて、梅の全部が隠れればカビの心配はぐっと減ります。逆に6時間たっても蓋の位置が下がらない場合は、重石不足か塩分不足、もしくは梅の熟度不足です。しかしこの段階で出来ることは重石を増やすことだけです。取りあえず倍に増やして梅酢が上がったら元に戻すとか臨機応変に対応してください。
四畳半で梅干しを作る

2004年6月12日作成 2012年8月25日追記
2015年6月24日 塩分濃度を訂正(14〜18%を18%〜20%に変更)   四畳半の住人