四畳半の住人 / サンマ専用網 / サンマ専用網の使い方

■■ サンマ専用網の使い方 ■■
作者:四畳半の住人 -
 使うのに特別なコツは必要ありません。焼き網と専用台のセットがあれば焼き魚は何度も返してじっくりと焼くことが出来ます。アウトドアで使ってもいいと思います。山で食べるサンマなんてのも最高です。屋外バーベキューでは炭を使う事が多いと思います。そんな時は、めったに出来ない炭焼きサンマを食べるチャンスです。クーラーボックスにサンマを人数分より多く準備してください。面白さも手伝い、魚嫌いの子供達でもガツガツと食べてくれます。なお網は熱いので火傷に気をつけてください。
 
振り塩を揃える
 振り塩は最大のコツなので、ベタベタした塩じゃダメ。私は干物と振り塩用には、フライパンで焼いてサラサラに砕いたミネラルたっぷりの塩を使っています。焼いた塩には、炒った米粒(焦げて茶色くなる程度)を入れると乾燥剤になるし、米は塩容器の穴からは出ないし便利です)焼き塩としても売っているので、料理用とは別に振り塩用は準備しておくと料理の幅が広がります。逆に他所の家で包丁を握っていて、振り塩に使うサラサラ塩がないとガックリとやる気が無くなります。魚料理にはサラサラの振り塩は必須です。
   
サンマの下準備
 面倒だとそのまま焼いてしまいがちですが、この人手間でお店で食べる焼きサンマになります。(私は自分の焼きサンマは安い居酒屋で食べるより美味しいと自負しています:まぁアルバイトが焼くのと1匹だけを神経はって焼くのを比べちゃいけないけど)
 軽く水で流したサンマの水分を拭取ってから、高い位置から(私の場合は片手分=要は自分の最大の高い位置からってこと)サラサラ塩を振ると、まんべんなく均一に塩がまぶせます。もちろん台所のシンクの上で行います。大半の塩が流しに落ちてしまいますが、気にしちゃいけません。両面に塩をまぶしつけたら、バットで10分ほど置く。たった10分だが効果は抜群。焼き魚の最大のコツは、サラサラ振り塩とこの10分です。
   
網を加熱する
 ガスコンロの受け皿に水を入れます。溢れさせるとしばらく火が付きませんので注意です。水を入れておくだけで後片づけは随分と楽になります。落ちた脂もベタベタしません。コンロに台を置き、焼き網を広げて載せて点火します。焼き網は魚を載せる前に熱くしておくとと魚の皮などがくっつきません。必ず加熱してから使って下さい。
魚を挟む
 網が熱くなったら魚を挟みます。一発で乗せるのがコツです。多少、ずれようが、はみ出ようが気にしません。箸などを使いクリップを止めます。クリップは熱くなっているので、箸などを使って火傷しないように注意してください。
 
丁寧に焼き上げる
 火は焦げ過ぎない程度に中火で焦げを作りながら焼きます。ガスコンロの口は丸く一部しか焼けないので、魚の位置をずらしたり、返したりして丁寧にじっくり焼きます。早く火を通したい場合は、他の鍋の蓋や空き缶の蓋をかぶせます。私はよくアルミホイルを適当なサイズに切って魚の上に被せています。ガスの熱が逃げず省エネにもなりますが空き缶の蓋などは熱くなりますので取り外す時に注意してください。サンマの場合、皮がブクブクと膨らんできたらそろそろ焼き上がりです。最後に頭と尾の部分を焼きますが、この部分は仕上げなので、強火にして焼き網を手で持って焼き上げます。ステンレス針金で作った網の把手部分はそれほど熱くなりませんのでそこを持ちます。把手だけを持つのでなく、シッポ全体を持ちます。もし、熱かったら鍋つかみを使って下さい。
 
屋外で使う場合
 キャンプなどで使う場合は、網全体が熱くなりやすいので火傷に気をつけてください。皮手袋を使うか、菜ばしでつかんで下さい。特に子供は網が熱いと思わないらしく触ってしまいます。必ず、皿にうつしてから食べさせて下さい。把手をもっと長くして両側に出すようにすると屋外で使いやすくなりますが、家で使いにくくなってしまいます。

我が家で焼いている食べ物
 サンマだけでなく、色々と焼いています。ここ数カ月に焼いたものを上げてみると、、生サンマ、アジの開き、塩鮭の切り身やハラス、いわしやカマスなど1本の魚、焼きタラコ、ブリの照り焼き、ハゼの白焼き(ダシ用)、サバ塩焼き、鮎、山女や岩魚の塩焼き、岩魚の骨酒用のカラカラ焼き、焼き茄子、スルメの下足、ウナギの蒲焼きの温めなどなど、、色々と焼いています。甘鯛など身が柔らかく崩れやすい魚には最適です。
 
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2001年11月14日作成 四畳半の住人