四畳半の住人 / 防寒の極意〜四畳半流 / 四畳半の京都議定書削減約束チェック

■■ 四畳半の京都議定書削減約束チェック ■■
作者:四畳半の住人 -
貧乏サイトとか思われがちですが、一個人の家計の節約は考慮してません。
費用が掛かろうと、個人所有に疑問を感じるモノは外部委託が私の生活です。
例:我が家の風呂は離れにあり、その日の気分で日替わり温泉を楽しんでいます。
自分の家だけを節約したいなら、他のサイトの方が役立ちます。
 2011年は大震災に加えて福島第一発電所の事故で、夏には企業は電力規制、一般家庭も省エネ対策をと言った風潮になりました。だけど、夏ば終われば元に戻っています。電力が足りる足りないは関係なくて、無駄に使わない生活は、当たり前のハズなのに、自分の懐が痛まなければ出来ないし、長続きもしない。私は電気代は数千円とか言わずにバンバン値上げすべきと思います。便利で当たり前な日本人には、お金で換算させないとね。2007年の京都議定書の削減約束を忘れている人も多いと思うので、私の削減レポートを公開します。

四畳半の京都議定書削減約束チェック〜2003年から2011年の比較
(室内メーターゆえ検針できず、見込み請求の月があり、使用量はバラつきがあります)
2003年四畳半の使用エネルギー: 2003年の光熱費より抜粋 (単位:MJ)
項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月 10月11月12月月平均
電力 468MJ356MJ306MJ385MJ464MJ389MJ400MJ497MJ 421MJ364MJ367MJ302MJ393MJ
都市ガス 405MJ405MJ1170MJ270MJ315MJ225MJ135MJ180MJ 180MJ180MJ270MJ855MJ383MJ
873MJ761MJ1476MJ655MJ779MJ615MJ535MJ677MJ 601MJ544MJ394MJ1157MJ776MJ
2011年四畳半の使用エネルギー(下段は削減率) (単位:MJ)
電力 414MJ
89%
292MJ
82%
274MJ
90%
223MJ
58%
223MJ
48%
260MJ
67%
259MJ
65%
328MJ
66%
328MJ
78%
328MJ
90%
292MJ
80%
335MJ
105%
296MJ
75%
都市ガス 420MJ
104%
225MJ
56%
90MJ
8%
90MJ
33%
135MJ
60%
135MJ
67%
90MJ
60%
135MJ
75%
45MJ
25%
90MJ
56%
180MJ
67%
135MJ
16%
173MJ
45%
834MJ
96%
517MJ
68%
364MJ
25%
232MJ
35%
358MJ
46%
395MJ
64%
349MJ
65%
463MJ
62%
373MJ
62%
418MJ
77%
310MJ
79%
470MJ
41%
466MJ
60%
項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月 10月11月12月月平均
電力1 66kwh47kwh45kwh56kwh56kwh67kwh67kwh87kwh 87kwh87kwh78kwh63kwh
電力2 49kwh34kwh31kwh6kwh6kwh5kwh5kwh4kwh 4kwh4kwh3kwh30kwh
電力計 115kw81kw76kw62kw62kw72kw72kw91kw 91kw91kw81kw93kw82.3kw
都市ガス 16m35m32m32m33m33m32m33m3 1m32m34m33m33.83m3

【考察】 2011年の冬(って昨年の冬)は暖かく、2012年の1月5日現在でも、ガスファンヒーターを出していません。室温は最低5〜7度程度で、一人ならば暖房は必要としていません。結果、ガス使用料は激減しているので、ガス使用量を3割増で考えると、使用熱量は、67%まで減ったことになります。まぁ、我が家の場合は、30年分ぐらい削減成功ですね。特別に節電してコマメに電気を消し回った訳ではありません、10年間で無くなった電化製品はホットプレートで故障を機にガス式に換装しました。2011年の5月まではノートパソコン、5月からはモニター一体型デスクトップですが、内蔵HDも増設してないので随分と省電力のようです。 さて、国民すべてが忘れていた2007年に国民全員で守ろうと決めた削減約束を引っ張り出してきます。原紙はこちら→京都議定書の削減約束達成に向けた「国民行動の目安」について〜経済産業省資源エネルギー庁・環境省地球環境局

京都議定書の削減約束達成に向けた「国民行動の目安」について
平成17年7月 経済産業省資源エネルギー庁 環境省地球環境局
別紙2の5ページより抜粋
2002年 関東におけるモデル世帯(電力・都市ガスの利用世帯) (単位:MJ/世帯・月)
-戸建集合
世帯単身2人3人4人以上単身2人3人4人以上
電力 1,0001,4001,7002,1008001,1001,3001,700
都市ガス 1,3001,7002,4002,5001,2001,6002,2002,200
2,3003,2004,1004,6002,0002,7003,5003,900
2010年度の目安 エネルギー消費量▲10%とした場合 (単位:MJ/世帯・月)
-戸建集合
世帯単身2人3人4人以上単身2人3人4人以上
電力 9001,3001,5001,9007001,0001,2001,500
都市ガス 1,1001,6002,2002,3001,1001,4002,0002,000
2,0002,8003,7004,1001,8002,5003,2003,500


 どうですか? 一度は、自分がどれだけエネルギーを使っているかチェックしてください。数字化して並べると傾向が見えてきます。だいたい2002年の数字は使用実績ですから、日本人は既にエネルギーは使いすぎなのは考慮外です。だから本当は必要なのは、10%削減どころじゃないんですよね。京都議定書は温暖化防止についての取り決めですが、温暖化とか省エネとか関係無く、今の日本は贅沢すぎる!と考える人は居ないんですかね。消費=発展&進歩などと古い考えです。モノの消費だけが指標になるような考えは、非文化的、いまだ日本人は非文明国のようです。

 断捨離やらシンプルライフだのカッコイイ言葉はすぐに流行しますが、何でも捨てればいいって考えは、【いつでも買える!】が前提ですよね。都会でエネルギーを浪費した結果、いつでも買える状態なのに誰も気付かないのかしら。
 でね、思い出の品は自分が死んでから手間賃払って捨ててもらえばいいと思います。 私は本や趣味のモノに囲まれているのはゴチャゴチャしてても幸せですね。モノを捨てるならまずは電化製品を捨てて必要エネルギーの断捨離する方が人として真っ当な姿勢です。

 よく「四畳半の真似なんて無理だ!」と言われますが、無理だ!とか出来ない!ではなくて、やらなきゃイケナイのです。特にさ、子供が居る人はやらなきゃダメでしょ。現在の状況は、未来に負の資産を先送りにしている状態です。こんな事がいつまでも続くはずがない。私は30年後はもう死んでいるからいいですよ。でもね、100年後にも日本人は居るし、自分たちの子孫は居ますよね。出来ないからヤレない!は無責任です。日本家電は省エネトップクラスとか甘んじて科学者やメーカーがなんとかしてくれるとか思って何もしない人が多すぎ。資源が無い日本、、、中国もインドもどんどんと資源を使うようになります。いつまでも資源の輸入に困らないなんて思ってちゃダメです。どんなにお金があっても買えなくなるかもよ。

 コンビニやスーパーも冷蔵食品に蓋もしない。誰も疑問といか文句も出ないのは、科学教育を蔑ろにした結果で、何か一番電力を使うのか?なんて考えもしないからで、そういう視点で生活してないからです。街にも無駄なエネルギーはたくさん使われているけど、まずは家庭から。一番電力を使うのは冷暖房と思うので、「防寒の極意〜四畳半流」を作成中ですが、もう足掛け5年。。。

2011年11月5日作成 四畳半の住人