四畳半の住人 / 果実酒のコツとレシピ

■■ 果実酒のコツとレシピ ■■
作者:四畳半の住人
 自宅で宴会をやると酒が切れる時があります。 そんな時に作り置きの果実酒があれば場も保てます。しかし、、そんな時は熟成に1年もかかるお酒より1ヶ月程度で簡単に出来るものを飲ませるのがいいかもしれません(笑)。
 我が家でよく作る果実酒を紹介します。 果実酒って簡単に作れますが、ただ焼酎に漬ければいいというものではありません。よく聞く失敗にカビが生えたとか、酸っぱくなった、匂いが臭いとかありますが、ちょっとしたコツで美味しく簡単に作ることが出来ます。
 

材料の選び方

35度の焼酎を使う
 焼酎は35度の甲類ホワイトリカーを使います。度数が低いと果実のエキスが抽出しません。蒸留酒を使う場合は、ウイスキー、ブランデー、ウォッカなど好きなお酒を使います。特例もありますが、実1キロに対して1升の焼酎が必要です。そんなに作らない場合のだいたいの目安は実を瓶に3分の1程度入れ、その口元まで焼酎を入れると丁度良い配分になります。
 梅の時期(6月ごろ)は梅酒用にホワイトリカーも安売りされますので、その時期に買いだめしておきます。
果実の選び方
 焼酎1升に対して果実1キロ程度が標準の分量です。どんな果実でもお酒になりますが、そのまま食べて美味しい果実の場合は、果実1キロに対してレモン4個分の輪切りを加え、酸味を補います。レモンを加えないと、ムッとするような匂いが消えず、美味しくなりません。レモンの輪切りを加え、レモン輪切りは1ヶ月位したら出すのですが、その時にレモンの輪切りを絞ってレモン汁を加えます。味見してまだまだ酸味が足りないようなら、さらにレモン汁を加えます。
氷砂糖
 甘味は氷砂糖を使います。しかし、甘味は飲む時に追加してもいいので入れない場合もあります。 後で紹介するコーヒー酒などは砂糖を入れずに作ります。普通の粉の砂糖では、実のエキスが出る前に砂糖が溶けてしまい、ただ甘くなってしまうので、溶ける早さが同じになるように氷砂糖を使うと言われています。焼酎のパッケージに書いてある果実酒の作り方より砂糖を少なめにするのがコツです。甘過ぎたらとても飲めません。
   

果実酒のコツ

水気を拭き取る
 果実は水洗いして、一粒づつ丁寧に水気を拭き取ることが一番大切です。水気が残っていると腐敗の原因になりやすいです。 よく買って来た梅をざっと洗ってそのまま瓶に入れてしまう人がいますが、水気をきちんと拭き取ることがおいしく作るコツです。水気さえ拭き取っておけば後は適当に作ってもそれほど失敗はなくなるはずです。
甘さは控えめに
 甘さは控えめに入れるのも大切なコツです。よく紹介されているお酒の分量で作るとかなり甘くなります。最近は昔と違って甘さ控えめになっていますので、本の分量より少なめ、叉は飲む時に入れるようにして作る時は入れないのもいいでしょう。
3年以内に飲み切る
 果実酒は長い時間がたてば美味しくなると言われますが、侵出酒は3年程度が美味しく飲める期間です。果実は1年たったら取り出します。いつまでも漬けておくとお酒も濁り、匂いがついてしまいます。
よく作る果実酒の紹介

2000年12月12日作成 四畳半の住人