四畳半の住人 / サンマ専用網 / サンマ専用網の作り方(2/5)
■■ サンマ専用網の作り方(2/5) ■■
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作者:四畳半の住人 |
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渡しの針金を作る1
渡しの針金を切り出します。いきなり切らずに、針金の束から少し出して、まずは
3mm程をペンチで強くつかみ、直角に曲げます。つかみ部分が長いと針金の輪が大きくなり、固定されません。この部分が輪になり、外枠に巻き付き、補強します。
渡しの針金を作る2
直角に曲げると、針金の曲り半径だけ丸みが出来るのでペンチで挟んだより大き目の曲り方になります。故に最初から、その分を差し引いて3ミリだけペンチでつかみました。何本か作れば感覚が分かると思います。ここで、針金をつかみ直し、写真のような形状に丸めて
少し輪を起します。慣れれば力もいらず、簡単に出来ます。う〜ん、、コツは、、ペンチへの力の入れ具合でしょうか。。私は普通にやっているのでわかりません(笑)。
渡しの針金の長さを決める
片側だけ丸みがついたら、渡しの針金の長さを決めます。片方を外枠に引っ掛けます。自分の癖もありますので、必要な長さを決めます。魚の厚みの分、湾曲させるので、
少し長めに切断します。多少の長さは、渡しを斜めに掛けたり、丸みを大きくしたりして調整できるので、厳密に考える必要はありません。
渡しの針金の形状 切断後、切り口を同じように丸めます。こんな感じになります。外枠の端から止めていくので、最初は短めの針金になります。ここでは、中央部分は真直ぐなままで結構です。1本を切り取ったら、その1本を外枠につけていきます。人によりますが、最初に全てを切っても、なかなか思ったようにいかないので、1本づつ、次はどこにつけるか、、と切り取っていきます。
渡しの針金を固定する 外枠に引っ掛け、ペンチで固く曲げてカシメ(固定?)します。外枠には
端のほうから順番につけていきます。あちこちとやると、カシメる時にペンチを入れることが出来ずに固定しにくくなります。ペンチは工夫して色々な角度から入れて下さい。先が細目になっているパイプレンチだと色々な方向で締めつけが可能です。
反対側も固定する
固定したら渡しの針金を湾曲させて、反対側の外枠に丁度良い場所を探して固定します。長かったらもっと湾曲させるか、斜めに掛けたり工夫してください。
繰り返し
この作業を繰り返し、2枚の網を作ります。最初は変な形だなぁ、、と思っても完成していくと見栄え(見慣れるとも言いますが)がしてきますので、細かい部分は気にせずどんどん作ります。たまに渡した針金の固定を確認してください。グラグラしたり、外れそうなのは更に強く固定します。また弱そうな部分には渡しを追加してください。外枠との固定が弱くて、
動いてしまう場合は縦に針金をかけると固定されます。2枚の形はなるべく合わせるように努力します。
2枚の網を作る
2枚目を作る時の注意点は、
同じ形の網を2枚ではなくて、上下を作るってことです。渡しの針金に膨らみを作る方向を間違えないように、、ってことです。同じ向きのを2枚作ってもサンマは焼けません。上下をよく考えて作って下さい。片方に合わせながら形を作っていきます。歪でも問題ないのですが、あまりにも形が違うとサンマが滑り落ちるかもしれないので頑張って下さい。
│(1)外枠の作り方│(3)把手を作る│
│針金で、サンマの焼き網を作ろう!│
2001年11月5日作成 2008年11月3日更新 四畳半の住人