四畳半の住人 / 自転車生活 / ママチャリにバックミラーはバイク用

■■ ママチャリにバックミラーはバイク用 ■■
作者:四畳半の住人
 ガキの頃から随分と自転車に乗りましたが,今はすっかりママチャリライダーです。とにかく丈夫。CPも良い。ちゃんと手入れすれば一生使えるってのは最高です。ただね,,下手にスポーツ車を知っているだけに,この整備性の悪さは正直辟易しますけどね。ママチャリでも月間3-400km位は走ってて,年間4000kmと四六時中にタイヤ交換やらチェーン交換,ベアリング交換など忙しいです。5年ほど前からバックミラーを色々と試していて,やっぱりバイク用が最高と思うのでここで紹介します。

 2015年,自転車への取り締まりが厳罰化。自転車は,道路交通法上は「軽車両」なので,走行ルールは,軽車両と同じ扱いになります。
 しかしながら,【車道を走れと言うならば,バックミラーは必須です】
 だいたい追い越し時も転倒以前にふらついただけで,殺されそうな距離をすごい速度差で抜いていくドライバーも多いです。トラックと路線バスは酷いですね。プロのドライバーならば,自転車を引っ掛けただけで仕事に困ると思うのに,「転ぶかも?」「◯◯かも?」な運転が出来ないのかしら。
 少なくとも「車両の追い越し方法」は変更すべきです。私が子供の頃は,追い越しには,2m以上離れるか,それが無理ならば,徐行して追い越すという一文があったと記憶していますが,いつの間にかなくなりました。命を守ると言うならば,憲法うんぬんで騒ぐより優先順位は高いです。自転車の道路交通法(公益社団法人自転車道路交通法研究会 法務専門部会)道路交通法

まぁ,ぐだぐだ言っても危険なドライバーは減りませんし,自分を守る為にバックミラー,ヘルメット,目立つ車両, は自己防衛です。ところが,ママチャリ用のミラーってロクなモノがないんです。100円ショップのは走行中はブルブル揺れてて後ろは観えない。クランプ式のは,自転車が倒れる度に緩んできて固定できず。以下,試しまくってみましたがどれも駄目。ハンドルに傷がついただけでした。

ママチャリのバックミラーに必要な条件


走行中に振動せず視界が得られること
車やバイクと違ってサスペンションが無いので路面の振動がモロ出ます。
安価なフリータイプのミラーではガタガタ道で見れないし,位置がずれてしまう。
ある程度の大きさも必要。

駐輪時に倒れても壊れないこと,緩まないこと。
自転車は駐輪してて風で倒れる。人に倒される。と過酷。
倒れる度にミラーが割れたり,クランプの位置がずれたりは大変。
走行中に緩むことも大変な危険を伴う。

簡単に折り畳みできること。
駐輪時や歩道を押して歩く時に,人に当たらないよう折り畳みする。
後ろが見えにくい時,簡単に位置を動かせるのは大事。
【色々と試した結果,バイク用の部品+バイク用のミラーになりました。】
若干割高にはなるけど,一生使えるし,壊れて買い直した分を考えたら一番安上がり。
 ミラーは,M10が安心。ホルダーはもっと安価なモノもあります。固定ボルトがチープなだけです。電波時計を付けているのは,2個で480円のミラーホルダーです。自転車用のマウントを買うより遙かに安心で安いです。実はバイクのハンドルと自転車のハンドル直径は同じなんですよね。

過去に試して壊れたり廃却されたミラー達

1000円ぐらい。
 路面の振動でグラグラしてミラーの重みでいつも下に垂れ下がってしまう。走行中は,手で支えても振動で,後ろはまったく観えない。マウント部の強度も不安。
800円程度。
 ママチャリハンドルでは,角度調整が非常に難しい。装着は,レバーを取り外す手間が掛かる。ミラーとバンド固定ネジが同じなので,すぐに緩んでしまう。
500円〜1000円。
 バンド式で取付は簡単だが調整は不可能。走行してて緩む。自転車が倒れる度にガタガタになる。ハンドルは傷だらけになります。
どのミラーも簡単に緩むので工具の持ち歩きが必要でした。
知らぬ間にナットが落ちていることも。
座金入れたり緩み止め使ったり,どれも決定打にはなりませんでした。
正直,チョイノリ程度なら良いけど,
それなりに距離を走る人には使い物にはなりません。
バーエンドにつけるスポーツ車用では視界が小さすぎて都会を走るには意味なし。
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2015年7月19日作成 四畳半の住人