宴会であと一品欲しい時、おにぎりのおかずが欲しい時、煮卵は簡単に作れるわりには贅沢感があります。時間はそれなりにかかりますが、思い立ったら材料も入手しやすいので、前日に作れば次の日の弁当にも宴会にも間に合います。あっ、、でも「八角」（右写真）は絶対に必要です。
　寝る前に火にかければ翌日は味が染みています。台湾っぽい味がします。本来の作り方はきっともっと薬膳っぽいものをたくさん入れるのだと思います。

　普段は鶏の卵を使います。写真は、キムチ鍋が中止になってしまい大量のウズラ卵が余ったので煮卵にしてみました。で、さらに、普通は「ウーロン茶」を使います。ティーパックでも茶葉でもどちらでも構いません。写真は、ウーロン茶がなかったので、日本茶を使いました。ウーロン茶を使った方がより濃い茶色になりそうです。

必要な材料

　鶏の卵（普通の卵）、八角、ウーロン茶（ティーパックでも茶葉でも）、醤油

作り方

• 卵を半熟より固め程度に茹でて、殻にヒビを入れます。崩さないように注意。
• 卵が少し出る程度の水にお茶を入れて火にかけます。
• お茶の色が出たら、茶葉はそのまま入れて、八角、卵を入れ、醤油を入れます。味付けはほとんど八角の香りに頼るので、醤油の量は適当でいいです。薄めがいいと思いますが、、
• 沸騰したら火を弱めてブクブクとしばらく煮ます。
• 適当に火を止めて染みさせます。
• 殻を剥いて卵を入れた場合、煮汁から出た部分が濃く染まります。何度か火を入れて鍋ごと揺すると全体的に染まってきます。ずっと火にかける必要はありません。
• 写真のように煮汁から出ている所だけ茶色く染まります。何度か火にかけてくだし。でも、殻付きの場合は何もしなくても染みていく感じがします。まっ、適当に。。

　普段は鶏の卵を使います。写真は、週末のキャンプでのキムチ鍋が中止になってしまい大量のウズラ卵が余ったので煮卵にしてみました。で、さらに、ウーロン茶がなかったので、日本茶を使いました。ウズラの卵は小さいのでお茶の葉が邪魔になると思い、麦茶用の紙パックに入れて煮ています。ちょっと味は薄い感じです。醤油はもう少し入れた方がいいかな。しかし、食べきれるか、、この量。だいたい200個あるんだよね。
　最初は色が薄いですが（左）、3回火を入れて揺すって翌日（右）はこんな風に染まりました。ちょっと薫製風味です。

　八角（バッコウ）〜だいういきょう
●中国の香辛料で、はっか、スターアニスとも呼ばれ、甘い香りとかすかな苦味があります。●鳥獣肉、魚などの煮込みもの、蒸し物の臭みとクセを抜き、風味をますのに使われます。
海燕書房　「食品ひとくちアドバイス」　より抜粋。