![タコ焼きの具](okazuimg/okazu009A.jpg)
私はよく
赤飯を炊きます。赤飯の美味しさをさらに引き立てるのは添えてあるゴマ塩だと思います。今までは、洗いゴマ(平べったいゴマ:煎る前の生の状態)を買ってきて、土鍋や焙烙で煎ってから塩と混ぜていました。
それでいいと思っていたのですが、ある日。人様の家に持っていって自分の赤飯を食べたときに、包みに入れたゴマ塩が分離してまんべんなく胡麻と塩がかけられない事に気づきました。家で食べるときは、小さな容器にゴマ塩を入れてスプーンで軽く混ぜてからふりかけていたので気になりませんでしたが、包みから出てくるのはゴマばかり。運んでいる間に、比重の重い塩が下、軽いゴマが上に分離してしまうのですね。
で、ゴマばかりが赤飯にかかるのが気に入らない。いくら美味しく炊けても塩分ゼロでは味気ない。もっと包みを傾けて塩をかけようとすると、ゴマがたくさんかかってしまい、さらに塩もたっぷりとかかってしまう。今度はしょっぱくて美味しくない。で、考えました。「分離しないゴマ塩を作ろう!」赤飯はお祝い事に贈ることが多いので、のしばかりでなく、重要なわき役であるゴマ塩にもこだわらないといけない。分離しない為の条件を列記してみる。
- 比重に大きな差がないこと。
- 形状がだいたい同じこと。
- 振動を与えない。
よく考えてみると分離しないゴマ塩は難しい。比重に関しては、塩を乾燥させればいいが、大きさまで揃えるのはとても面倒。で、振動を与えないのもちと難しい。仕方ないのかなぁ、、と思っていました。そんな時、潮干狩りの帰りに寄った「海ほたる」でアイデアが浮かんだ。千葉県は落花生が名産なのでピーナッツを使った土産物が多い。その試食コーナーには、チョコや味噌、砂糖、チーズなどといろいろなものでコーティングされたピーナッツがあった。これだ。。まんべんなくブレンドするにはコーティング。やってみたらとてもいい感じ。前置きが長くなりましたが、紹介します。赤飯だけでなく、ご飯にかけても旨い。常備するおかずになりました。今度、玄米を炊くのが楽しみ。
所要時間はゴマが煎り上がってから、だいたい10分ぐらいから、、使う鍋の比熱、食塩水の量よって変わります。ゴマはしろっぽく塩がまぶされていい感じになります。いままでのゴマ塩よりかける手間以上に美味しいです。少量を作るのは面倒なので、少し多めに作り、小さい容器に保存しておくと白いご飯にも便利です。