四畳半の住人 / 飯のおかず&宴会料理 / 四畳半のおせち料理:田作り

■■ 四畳半のおせち料理:田作り ■■
(自分用の覚え書きです!)
作者:四畳半の住人
 田作りが好きで毎年必ず作ります。ところが、市販の田作りはベタベタしていて苦手なのです。売ってる田作りは嫌いという人も少なくないはず。自分で作ったら大好物になること間違いなし。田作りが嫌いって友人も、我が家のは美味しいと喜んで食べてくれ、毎年楽しみ!という友人も多いです。

   市販品のべたべたと妙な甘さはやはり手間暇を惜しむから。一匹一匹の内臓をむしり取れば、甘さ控えめでも美味しいです。内臓むしり取る手間を惜しむと、苦味があるのでより甘く、炒る時間も惜しめばベタベタ、、、が市販の田作りです。自家製ならば、内臓を取る処理、煎った時のカスを取り除くことにより苦味はなく、カリ!っと作ることが出来ます。買えば高い田作りですが、自家製ならば、山盛り食べられます。一年中食べたいのですが、原材料のゴマメは年末しか見当たらず、我が家では、お正月から春先までのお楽しみの一品となっています。

 田作りのコツは、一匹づつ内臓をむしり取る。丁寧に乾煎りする。乾煎り後にカスを落とす これだけです。お正月っぽい雰囲気も抜群なので手間を掛けるだけあります。

【必要な材料と道具】〜調味料は試行錯誤による私の好みです。

 一回にフライパンで作りやすい量は、ゴマメ50gです。我が家では、200g買って、乾煎りした後は、150gとなり、3回分が毎年の作る量です。ご参考まで。

【田作り:下準備その1】〜当日でなくても可

 最終仕上げは食べる直前、下準備は何日か前、時間がある時にやっておきます。
 ゴマメのはらわた部分を一匹づつむしり取る。すんご〜い手間ですが、この手間が感動の味わいを出します。これをやらないと苦味が出るので、より甘くする必要があり、市販品と同じになってしまいます。すぐに作らないならこのまま密閉袋に入れて保管します。
 折れてしまったゴマメも入れておきます。乾煎りする際の、乾燥状態のチェックに使えます。尻尾だけ、頭だけになった部分は取り除いて下さい。捨てずにフリカケや出汁を取って有効活用してください。毎年200gを購入。全て腹を取るのは小一時間掛かります。

【田作り:下準備その2】〜乾煎り:出来れば当日がベスト

 本当は作る直前に乾煎りするのがいいですが、乾煎りは時間が掛かる。我が家の場合、50gで30分を3回繰り返します。大晦日なんて無理、、ってな場合は、1,2日前に乾煎りして密閉容器に保存しておきます。
 厚手のフライパンや焙烙で、ゴマメを気長に乾煎りします。焦がさないようにたえず、鍋を揺すります。最低でも20分は掛かります。いいかな〜と思ったら、ゴマメを折ってみて、ポキン!と乾いた感じがするまで乾煎り。もちろん弱火で。目安として、50gで25分〜30分です。電子レンジでも出来るようです。
乾煎後、揺すってカスを落とす。
これ、非常に重要!タレの絡みが違う
ピーナッツも軽く乾煎り
湿気が移るので別に炒る
これでゴマメ50g、ピーナッツ50g
 200gのゴマメの腹を取って、乾煎りすると160g位になります。一回にフライパンで作る量は我が家の場合は50g程度なので、3つに分けます。ピーナッツも3つに分けておくのが便利です。ゴマメのカスが付いたフライパンも水洗いしておく。ここまでで、下準備終了。

【田作り:仕上げ】〜時間勝負! 全てを先に準備しておくこと

 田作りは時間勝負です。3回分を作るなら調味料も3個を分けて混ぜておく。砂糖もキッチリと溶かしておきます。田作りもピーナッツも3個づつ。料理番組の様に準備しておくのが最大のコツです。後、忘れちゃいけないのが、一回分づつを分けて冷ます為に、クッキングシートを敷いておくのを忘れずに!広げる場所を確保しておかないと台無しになります。
 完全に混ぜた調味料を加熱しアルコールが飛んでジュワーとするまで待つ。フライパンを絶えず揺すりながら焦がさないように。もちろん弱火。  一気に材料投入。焦げに注意しタレを絡めていく。焦げ付く寸前より少し前で(厚手鍋は予熱がある)、火から降ろし、小分けに入る。  一人分に小分けする。ドンドンと固まるので急いで! ピーナッツの配分も考えて、残った分もタレが固まる前に押付ければ固まります。

【田作り:保管】〜一人分づつの保管が便利

 固まったらクッキングシートを適当に切って、適当にゴワゴワと丸めて、個別に袋詰めして固く縛って(縛ったら余分な部分をカットする)保管。すれば湿気も避けて食べるときに1人づつ手渡し出来て一石二鳥。香りも温存するのか、撮影しようと出すだけで、猫が五月蝿いのでした。
飯のおかず&宴会料理覚え

2010年1月9日作成 四畳半の住人