梅干し作りの嬉しい副産物の梅酢ですが,私がこちらで紹介しているのを読むと,確かにジャバジャバと醤油の様に使っているかのように誤解を与えてしまうので1ページを割いて,梅酢の使い方を紹介します。梅酢の使い道はこちら→
梅干しの副産物。
2012年,梅農家さん直販で白梅酢を購入,知人友人あちこちに小分けにして配りました。(だって,塩麹はブームなのに,もっと簡単でお手軽な梅酢が地味なので・・・梅仕事趣味人としては,ちと悔しい訳,で,お中元で絶賛配布中)
梅酢の塩分濃度は漬け込み濃度と同じと考えれば20%(プロの仕事で失敗は許されないので,減塩ではありません)。
自分で作った梅干なら漬け込んだ際の塩分割合=塩水の濃度と考えます。(実際はもっと濃いのでは?と思っています)。
- 濃口醤油の塩分は16%程度,薄口で18%ぐらい。
醤油より濃い塩分なのですが,梅酢は純粋なる塩(梅)水。
- 海水の塩分濃度は,3.5%〜5%
(身体が沈まない死海は別格で,塩分は30%)
- 梅酢は塩分濃度に関係なく,ph2の極酸性です。
上の2点を考えても,梅酢が,いかにショッパイ塩(酢)水なのか分かります。
私の言うジャバジャバは,梅酢洗いに近いです。
漬物も同様,,漬け汁は絞ります。
干物の漬け込みも同様,水に薄めるか塩の代わりにスプレー。
紅しょうがの塩漬を漬けるなら酢か水を追加し塩分調整します。
生のまんまの生姜はそのまま漬けて,漬け汁は絞ります。
梅酢の塩分で,生しょうがの水分を外に出す感じで。
マヨネーズやドレッシングに使うなら滴滴,,
例えば梅酢をそのまんま丸ごと口に入れるならば,
醤油のように使ったらショッパイです。
醤油差しに入れて卓上に!って使い方なら,
片方の穴を押さえて1,2滴が正しい使い方。
お弁当の傷み防止にスプレーする!ってことは使用量は極わずか。
間違っても醤油の様に使わぬようお願いします。
この時期は調味料として使うなら<
野菜炒めや蒸し物に数滴〜酸味のある炒め物(蒸し物)に。
外出時には小分けにして(食品用使用),飲み物にちょびっと入れる。
塩分も取れて,夏場の熱中症予防にも最適です。
炊飯時は米3合に大さじ1〜2杯で,梅の香りのご飯になります。
玄米ならば炊き上がりに混ぜてもいい感じ。
梅酢,,基本ショッパイ塩(酢)水です。
基本の使い方は隠し味。。。
「あれ?ほのかに梅っぽい香りがする?」です 。
市販されている調味料より広い範囲で使えますが,
よくある調味料の使い方より少量だけを使うことをオススメします。
浅漬に使うなら夏には最高です。
うど,ゆで牛蒡,セロリ,キュウリ,長芋‥
やっぱり使えない!って場合は,お風呂に入れる。
濡れタオルに使って爽やかタオルにする。
間違っても植木やらに入れないように! 20%の塩水です。枯れます。
のどが痛い時に塩水でのウガイを梅酢ウガイにする(贅沢!)。
梅酢。。。
間違ってもジャバジャバ食べるのものに使わぬよう!
塩分に負けぬ香りがあるのに,ジャバジャバ使うと塩気しか感じません。