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2022年よりもっと簡単な材料のVP管を使って循環させています。VP管の方が導入しやすいと思います。。
梅酢循環装置2号(VP管) こちらのページの循環装置については動画もあります→
梅干し作り:梅酢循環装置について(装置は大袈裟かな?)Youtube :
梅農家による塩分濃度説明〜梅酢の循環 2012年に梅農家さんから完熟落ち梅を譲ってもらって,言われるままに20%(実際は22%?:適当人間なので,どうしても多め)で漬込み。土用干しでは,バケツの底からゴロゴロと塩の塊が出てきて勝手に減塩されちゃいました。やっぱり塩は勝手に下に溜まる訳なので,バケツの底にも敷かず,一番上だけ覆うのが良いです。
天地返し? 樽を揺らす……どちらも禁止!
梅酢があがったあとに,天地返しを指南しているサイトもあります。それは,
天地返しても潰れない固めの梅ってこと。羽二重梅なら,梅が破れちゃいます。 梅酢があがる前に,塩を溶かす為にバケツを揺らす……もダメです。
皮が柔らかく仕上がる梅は樽ごと揺らしたら,潰れます。 揺らせば慣性力+摩擦力で破れ梅が出て,梅酢がにごる。
これだけ塩が下に固まっているならば塩分濃度も樽の上下でかなり違う。そこで,塩分を均一化する為に循環装置を2013年に仕込んでみました。
お手軽四畳半版:簡易版梅酢循環装置1号
- 目的
容器の上と下で塩分濃度を均一化すること。梅酢のを撹拌を天地返しや容器を揺らすこと無く実行すること。容器下部の濃い塩分を上から注ぐことにより,上部の薄い部分の発酵や腐敗を防ぐ。あわよくば梅酢を循環させることにより,赤紫蘇の染まり具合を均一化したい。赤紫蘇がいつも必要量の半分程度なので,循環装置でちゃんと染まるならとても良い。
- 装置や材料について
塩分は下側が高くなるので,下部の梅酢を上部に戻す程度の機能で良い。導入費用が安価なこと。食品用なので,清潔な事。pH2という強烈な塩基である梅酢に冒されないこと。材料は入手しやすいこと,加工しやすいこと,簡単でシンプルであることも大事。漬け込み期間は機能を損なわないこと。
で,,こんな感じになりました。
シリコンチューブ,PPジョイント継手,灯油ポンプの3点。灯油ポンプのチューブ部に丁度良いシリコンチューブが見当たらないので継手を介します。灯油ポンプ→継手→チューブ。チューブの先端は縛って止める(キャップとか余計な物は使用しない,外れた時に困る)。灯油ポンプの吸い上げ容積に合わせた穴をチューブにあける。ま,簡単です。
- シリコンチューブ:内径8ミリ,肉厚1ミリ(外径10ミリ),食品衛生法適合品で使用温度は−30度〜+200度。
- PPチューブジョイント:ポリプロピレン製で,異型タイプ,適合チューブ内径は5ミリ〜9.8ミリX5ミリ〜14.5ミリ.
- ポンプ:耐酸性用,液体薬品、液体食用品用。 材質はPE(ポリエチレン),透明で中身が見えるタイプ。
食品用のシリコンチューブ,PPチューブジョイント(継手),ポンプ。
ポンプ内径14mmなので,穴5mmぐらいのを6個(ってもハサミで適当)
チューブの先端は縛って閉止。 くれぐれもポンプ部チューブの断面積よりたくさんの穴を開けないように。ポンプの容量を超えた穴を開けると吸い上げません。シュノーケルと同じで,肺活量に応じたホースが必要なのと同じです。バケツの底に仕込んで梅漬けした樽。
なるほど,循環は簡単。それで干し上がりに差が出るのか楽しみです。
塩分ってより,赤紫蘇の色を回すには便利ですね。
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先端は縛る。
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PPチューブジョイント |
ポンプ側の内径は14ミリ
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やたらめったらに穴をあけないように!吸い上げなくなります。
ポンプ側チューブの内径断面積=延長シリコンチューブにあける穴の断面積
いや,,厳密じゃなくていいですけどね。
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5ミリ穴を6個ぐらいあける。
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ポンプ側を取外し |
写真は梅酢を抜いた状態
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仕込み時の状態
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週1回じゃ少ない? |
ポンプは取り外す
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簡易版 梅酢循環装置の効果?
塩分濃度は均一になりやすかった,梅酢が上がりきってから開始するのが大事。減塩している場合にもかなり有効です。8年ぐらいこれでやっていましたが,2022年,チューブを交換しようとシリコンチューブを探したらすごく高くなっている。コロナの影響,半導体不足の影響がここにも。 で,チューブを使わないもっと簡単なモノを作りました。→ 梅酢循環装置2号
四畳半で梅干しを作る
2014年7月30日作成
改定1:天地返しと揺らし禁止を強調 2015年6月25日追記
改定2:梅酢循環装置2号を紹介 2024年6月3日 四畳半の住人