そろそろ商店街も数の子や新巻き鮭などお正月の食材が並び始めている。私も適当だが毎年少しだけお節料理を作る。その中でも好きなのは、田作り、甘露煮。でも、ワカサギで作ろうとは思っていなかったのですが、友人が諏訪湖で釣ったワカサギを甘露煮を食べたら意外と美味しい。その後、市販のワカサギ甘露煮も食べてみる。市販の甘露煮は、佃煮よりは大きいけど、どれも型が小さい。もっと大きいワカサギで作ったら見栄えも味もいい、銀色に輝き見た目も美しい。常温で日持ちしますが、新しい時の方が香りが高くて美味しいと思います。時間が掛かるのでたっぷり釣れたときに作ってあちこち送って一気に食べちゃいます。
佃煮や甘露煮は難しいと思う人が多いようですが、実は超簡単。素材の水分をある程度取り除いてから、
素材に対して、砂糖4割+醤油2割弱+みりん2割+酒2割で、コテコテに煮るだけです。石油ストーブとか七輪とか使っている人はもっと作りやすいかな。ただ、焦がすと大変なのでそれだけ気を使えば大丈夫。市販品にはない感動を得られます。
味付けでよくご質問をいただきます。作る場所、気温や大気の状態、ワカサギの大きさ、味の好み、砂糖の種類などそれぞれなので、このページも適当に参考にしてください。最後に味を決めるのは自分です。私は今回は、友人から貰った喜界島の砂糖を使いました。甘そうなのでちと砂糖は少なめに作りました。その時々で臨機応変に対応してください。しょっぱくなければ食べられます。味はチェックしながら調整してください。しかし、甘露煮は保存食ですので、あまりにも薄味だと、保存性がいちじるしく悪くなります。ある程度の糖分&塩分は保存に必要です。健康の為にとやりすぎると保存食になりませんので注意してください。 保存食とは、細菌が使える水分を無くす(減らす)ことが重要です。 どんな味にすればいいのかわからない場合、市販の甘露煮を食べてみて下さいね。私のこのレシピですと、常温で春先まで(冷房がある家は通年持つと思います)、冷蔵庫で10ヶ月持ちました。もう少し糖分を多くすれば常温で一年ぐらいは持つかと思います。