四畳半の住人 / パソコン印刷に必要なデーター目次
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■■ 遺影画像作成のコツ ■■
作者:四畳半の住人
 私は画像編集やらパソコンソフトで絵を描くのはとても苦手です。はっきり言って子供の落書きも無理です。そのレベルでも遺影程度なら作れますが、最低限の知識、解像度やらガンマ、ディザやら画像編集に必要な用語の知識は必要です。それは、今はインターネットでも無料で得られるでしょうし、参考書も多数ありますからそちらを観てください。ここでは、遺影を作る際のコツというか、遺影に必要な情報などを少しだけ紹介します。私の中で一番役にたって未だに捨てずに保管してある本があります。もう20年近く前の本ですがデジタル画像とは?の基本は同じでしょうか?今はもっと安価で丁寧な参考書もたくさんあると思います。
 私は、PhotoShop2.5JからVer7まで使いました。OS9で離れてバージョンアップせず、現在はPhotoshop Element9を使っています。マスクが使えない、設定が保存出来ない、ちと不便ではありますが、遺影の作成なら、我慢すれば使えます。今時のソフトは紙の取説がついてないのでますます使いにくいですが、我慢。今のソフトは、切り抜きが簡単になるツールがついているので、レイヤーだけ扱えれば作れるようです。以前のソフトは、選択や切り抜きの為にマスクやブラシなど覚える事が山盛りでした。PhotoshopElementは廉価版ながら、切り抜きのツールはかなり使えます。

遺影作成のコツ

画像の解像度は360dpiで十分
 遺影はハッキリクッキリさせる必要はありません。四切り(254x305mm)にデカデカとある顔を、近くから細かく観る人は居ません。世の中、高画質が当たり前ですが、遺影で、髪の毛1本、毛穴を表現する必要はないので、せいぜい360dpiで十分です。画像によっては180〜240dpiでもいいぐらいです。
遺影の大きさ
 祭壇に飾るなら四切り、焼香台に置くなら、KG(ハガキ大)で、十分です。自分で作ればカードサイズを作って友人や親戚にも配れます。遺影の大きさの項目を参考にして画像の大きさを決めてください。→ 遺影によく使う印画紙サイズと額縁について
背景は不透明度45%〜60%でボカシを
 本人を浮かび上がらせる為に、背景の透明度を下げます。拡大してぼかすのもいいかもしれません。とにかく主役が埋もれないように。グラデーションだけの背景も簡単でいいです。削除や変更が出来る様に背景別にレイヤーを作ります。表示、非表示して見栄えをチェックします。
グラデーション 標準の雲模様1 風景
不透明度100%
風景
不透明度50%
亡くなった日を入れる
 下方に、亡くなった日付、年齢を入れます。数えで入れる場合もありますが、私は実年齢で入れています。色はグレーで、透明度は45%ぐらいで目を凝らせば見える程度にします。このサイトで、紹介されている画像はバックライトのせいか文字はクッキリ見えますが、印刷すると背景と文字はもっと薄く出力されています。フォントはゴシック体より行書や他の書式の方がいいです。 削除や変更が出来るように文字レイヤーを使います。例 平成◯◯年◯◯月◯◯日 行年◯◯歳 または享年◯◯歳 
出力用紙
 祭壇に飾るのにバックライトをかけたい場合は、白フィルムに印刷し、ラミネートします。葬儀屋もそうでした。私はプリンターメーカーのマット紙を使っています。顔料インクなので光沢紙は使いません。遺影は額縁に入れるので、光沢ではない方がいいかもしれません。印刷品質に拘る必要はないので、ある程度の厚みがあればいいと思います。印刷後い乾燥させてからラミネートします。A3に四切り、KG、カードサイズを配置して、印刷すると紙の無駄が減ります。ラミネートしてから裁断します。カードタイプは、角を丸めないと傷みやすく持ちにくいです。→ 効率の良いプリント方法と画素数気軽にコーナーカッターを参照に。
全体の流れ
 友人にこうして作ればいいよ!ってチラシが作ってあります。ちと古いけどご参考まで。
遺影写真について


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2012年3月8日作成 四畳半の住人