四畳半の住人 / ワカサギ釣り目次 / お手軽な唐揚げ方法

■■ お手軽な唐揚げ方法 ■■
作者:四畳半の住人 -
空揚げ ワカサギを釣っても食べるのは面倒くさい人って多いと思います。特に一人暮らしの男性はそうでしょうね。私の場合は、食いしん坊なので面倒くささより勝ちますがそれでもたまに、ほんの少ししか釣れなかった時は極少量の油で揚げ物をしています。この方法なら少ない油(だいたいお玉1杯程度)で小魚の空揚げが出来ますので、残り油に神経を使わないで済みます。少量の残り油なら炒め物に使えば数日間でなくなります。是非、お試しください。夏につれるハゼ、安売りしている小アジなどの小魚もこの方法でどうぞ。
 それでも揚げ物はたっぷりの油で揚げるのが美味しく揚げるコツです。油の処理が面倒な場合を覗き、できれば多めの油で揚げて下さい。ここで紹介する少量の油で揚げる方法はあくまで一つの案です。

簡単な水洗い(下ごしらえ)

水洗い  釣って来たワカサギはザルに上げて水洗いし、水を切ります。ここではいつも米を研ぐ時のザルを使っています。腹ワタなどは出さないでそのままです。めんどくさいから、、(笑)。私は釣って来たワカサギは全て当日に処理してしまいます。食べ切れない分は冷凍保存できますので、無駄にしないようにしてください。なるべく新鮮なうちに食べましょう。いつまでも保存しておくより、食べ終わったら釣りに行く方がおいしいワカサギだし、腕も上がります。下ごしらえも丁寧に行う場合は、こちらを見て下さい。浅場で釣れたワカサギなどは泥臭いことがあるので内臓を取ったり、ウロコが気持ち悪い人は下ごしらえをすると気持ちよく食べられます。

小麦粉をまぶす

下ごしらえ  ビニール袋に小麦粉を入れます。片栗粉だとワカサギが負けてしまうので、絶対に小麦粉を使って下さい。そこに水気を切ったワカサギを入れて空気を吹き込み、膨らまします。その状態で袋を振り、ワカサギに粉がまんべんなくつくようにします。全ての分を処理しておき、後で食べる分は小分けにして冷凍しておくと食べる時に、ちょいと揚げればいいので、ラクチンです。
 皿も使わないので、屋外での揚げ物にも使えます。私はワカサギ用のビニール袋があり、冷蔵庫に粉と一緒にいつも入れてます。先日、1匹だけ出て来たので笑ってしまいました。
 お好みにより、小麦粉をまぶすときに胡椒や塩など、下味をつけても美味しいです。あまり強烈な下味をつけるとせっかくのワカサギの風味がなくなってしまうので注意です。

鍋に油を沸かす

揚げる  自分が持っている一番小さい鍋を火にかけます。キャンプをする人なら小さいコッヘルでもいいですね。私はたまに飯ごうの蓋で揚げ物をしています。ガスコンロの五徳に鍋が斜めになるように置きます。油を少しだけ入れて沸かします。油が少ないのですぐ温度が上がるのでガスコンロの前から離れないようにしてください。ガスの火は小さ目にします。油を切るために、新聞紙や、雑誌の紙を準備します。新聞紙の片側(上半分)を切って雑誌をめくるように油切りに使うと便利です。こんな説明でわかるかな。

揚げる

揚げる揚げる 適当に揚げます。小さい魚なので表面が揚がっていれば中が生なんて事はありません。難しく考えずにバリバリと揚げていきます。入れ過ぎに注意してください。なお油の量が少ないので、油の温度上下が激しいので火の大きさはいつも加減してください。油が少なくなってきたと感じたら追加してください。残った油は空き瓶にでも保存し、炒め物に使えば油も無駄になりません。皿に盛り付け、軽く塩を振ってどうぞ。。

 ワカサギの南蛮漬けもこの方法で揚げれば次の日は楽が出来ます。空揚げの後、フライを作る場合、少量の油ではおいしく揚がりません。フライやワカサギ丼も作りたい場合、油は最初から多めに使ってください。
油の処理油の処理【注意!(左写真)】
 揚げている時にカラっと揚がらなくなったり、大きい泡がたくさん出てきたらもう油が疲れている状態です。諦めて取り替えて下さい。そんな油でその油はもう炒め物にしても美味しくないので新聞紙に吸わせてゴミ箱へ(新聞1日分をまとめて縦にちぎってのり巻きのように丸めて油に浸しておきます)。
【油再利用の場合(右写真)】
 まだ使えそうならば、野菜炒めでも卵焼きでも使いましょう。冷めないうちに濾します。乾いたガラス瓶(熱に強いのがベスト)+コーヒー濃し紙+漏斗で十分です。ガラス瓶はそのまま油入れとして使います。
 
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2000年12月24日作成 2008年7月8日追記 四畳半の住人