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■■ イシモチ〔釣魚=白身)ご飯 ■■
作者:四畳半の住人
 釣魚を使った炊き込みご飯って言えば、やはり鯛飯。が、特別に鯛を狙って釣行することもなく、たまぁにまぐれで釣れる程度。まぐれも何度も続けばいいが、大概は1匹づつ。仕方ないのでお祝いなどで鯛飯を準備したい時は、小さい鯛を買ってくることになる。先日、イシモチ釣りに行って、ふと、、同じ白身だし、刺身も昆布締めも最高に旨いし、焼けば意外と脂も出るし、酒蒸しもほっこらしていて美味しい。もしや、、イシモチご飯も旨いんじゃないか??って訳で作ってみました。鯛飯とレシピは同じです。イシモチだと「イシモチ飯」じゃなくて「イシモチご飯」と呼びたい気分。 最近、味付けが薄いというご指摘があったが、このサイトは調味料の分量を指示している場合はほとんどありません。まぁ、適当に味付けしてください。でも、せっかくの新鮮な獲物、風味を殺さない程度、素材を尊重した味付けってのが重要かと。
必要な材料
 新鮮なイシモチ(イシモチは鮮度が落ちやすい魚なので釣ったらちゃんと締めて氷詰めにして神経質に持ち帰りましょう)、昆布、青み(三つ葉や紫蘇でもなんでも)、好みで人参や油揚げ。別に野菜は入れても入れなくても。。風味を殺さない野菜を選んで下さい。
イシモチご飯(白身で美味しい魚ならなんでも)
 米を普通に洗って、ザルに上げ、水切り後に水に浸す。その時に昆布を一緒に入れて時間を置く。  血抜きして持ち帰ったイシモチ、下ごしらえ後に、表面を軽く焼く。塩は不要。皮に脂がにじむ程度で十分。
 昆布を取りだし、焼いたイシモチをのせる。昆布はお好みで刻んで混ぜ込んでもいいが別にしたほうが美味しいかも。水に浸す時間がない場合は、昆布出汁でご飯を炊く。  醤油を回しかける。しつこいがドボドボ入れない。濃すぎるとしょっぱくて食べられないので注意。今日は冷蔵庫の掃除で油揚げ、人参、シメジ、タケノコを入れた。本来はシンプルに魚だけってのがお勧め。
 炊き上がったらそっと魚を皿に取りだし、丁寧に骨、ヒレなどを取り除く。ここで横着するといけないので丁寧に。土鍋からフライ返しなどでそっと移し、背びれから始めるのがコツ。取り除いている間は、ご飯の蓋を閉めておかないと冷めてしまうので蓋はしめておきましょう。崩した身を戻し、三つ葉などを混ぜ込んで出来上がり。写真を撮る前にもう食べてしまった。イシモチ2匹で米2合で丁度いい感じでした。醤油は軽く回しかけただけですが、十分。味が薄い人は何かで調整してください。
 本来は鯛でやったらご馳走ですが、イシモチでも美味しかったです。焼いて脂が出る白身魚や、蒸して美味しい魚だったら何でもいいと思います。贅沢に、魚だけをタップリと入れてもいいし、冷凍庫で忘れられていた魚を野菜と一緒に炊いてもいいですね。青魚は生臭くなってしまって今一つなので炊き込みご飯には挑戦しない方がいいです。
ごはんの食べ方いろいろ

2004年10月14日作成 四畳半の住人