四畳半の住人 / 四畳半で梅干しを作る / 昆布梅干し

■■ 昆布梅干し ■■
作者:四畳半の住人 -
 北海道の知人〔鮭釣りの師匠)から昆布をよく貰います。それはそれは立派な昆布(のハジッコ)。ダシにも煮ても、鍋にもそれはそれは、最高の味。魚を釣れば、昆布しめ。湯豆腐の後でも刻んで食べる。そうやってガンガンと食べていますが、今年はちと余り気味。一人+αの消費量なんてタカが知れているんですよね。で、今年は昆布を使って梅を漬けてみました。きっと昆布が塩分を吸収して、梅には昆布エキスが染みて、、考えただけで旨そうです。昆布は足りなそうなので、安物を追加購入しようと乾物屋に行って、上等な昆布の値段に驚く。。いやぁ、、いつもすごい昆布をもらっていたんだ。感謝。恐くて使えなくなったが超贅沢してみようと高級昆布を使ってみました。

必要な材料と道具

昆布梅干し(写真は白昆布梅干し)

  • 梅を洗って、ビニール袋に入れて塩をまぶすまでは普通の梅干しと同じです。
  • ビニール袋でまぶす塩は全量の半分だけです。これも変わりません。
  • 昆布は10cm程度に切って、ヒタヒタの焼酎に浸しておきます。
    漬物は水分は厳禁なのでこういう時は焼酎を使います。
  • 容器の底に塩を振って、梅を並べます。
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 一列並べたら、柔らかくなった昆布をのせて梅を覆います。  塩→梅→昆布と並べ、布と梅の残りを見て調整しながら、最後は、昆布→塩で終わります。
  • 消毒した重石を載せて待ちます。
  • 昆布が水分をすうのか、一緒に漬けた梅干しより梅酢の上がりが遅くひと冷や冷やしました。24時間後、ちゃんと梅酢が上がりました。
  • 昆布は膨らんですごい量になっています。続けて重石をかけてカビに注意します。梅酢も昆布の香りが微かにします。もしかして、この白梅酢、、すごく使いやすいのかも。。昆布味の白梅酢。一方、昆布は塩辛くなっているはず。使う時は塩抜きすれば塩ッ辛くありません。料理によってはそのまんま。粉にしておくと使いやすいです。昆布茶という美味しい食べ方もオススメです。
  • 赤紫蘇を入れたい人は赤紫蘇を入れますが、昆布の香りを純粋に楽しみたい場合は、白梅干しにします。
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 梅酢の香りと昆布の香りが最高。  昆布も一緒に土用干し。写真は2005年8月7日10時頃、並べた直後。この梅は1キロ740円南高梅2Lサイズ
-  干して4時間後、、まだまだ。この梅、ちょっと減塩しすぎて発酵しそうだった。塩分は12%、だから色が悪いのかなぁ。。まだまだ干したりない感じ。残念だけど時間切れで今日は仕舞う。明日も干せないのが痛い。
 後は普通の梅干しと同じです。昆布は色々に活用できますので捨てないで下さいね。私がよく使うのは白身魚の昆布締めやら、千切りにして簡単漬けに入れたり、、、塩分があるので塩は使いません。ミルがあれば、粉にしてみたいなぁ。

昆布活用法〜宮城の佐々木さん

 今までこの昆布は煮物か炊き込みご飯にしか使っていませんでしたが、宮城にお住まいの佐々木さんから、美味しい活用法を教えていただきました。いただいたメールの一部を転載させていただきます。ありがとうございました。(^。^) (2004年10月12日追記)
 昆布と漬ける梅干に、今年初挑戦いたしました。 と言っても、今年はとりあえず、3キロだけですが。 お陰さまで、なかなか素敵な感じになっておりますよ。 ありがとうございます。
 そして、おそらくこれはご存知で、もしかしたら、HPのどこかに掲載されているかとも思ったのですが、昆布について、美味しいいただき方があるので、お話したくなりメールさせていただいております。

 今年、私の土用干しも8月のお盆休み直前だったのですが、 とても暑くて日差しも強く、梅はもちろん、昆布も紫蘇も4日で ぱりん!と乾いたのです。そこで、紫蘇はそのまま手もみでユカリにして、 昆布は、コーヒーミルで細かく砕いて、さきほどのユカリと混ぜて、 お湯を注いで飲んでみました。最高の梅昆布茶でした!  お茶漬けにもしてみました。これもまた最高。  納豆に入れても美味しくて、来年はめいっぱい漬けようと 今から楽しみにしております。

昆布梅の昆布を使って

 佐々木さんから教わって、ずっと前から欲しかったミルサー、、ちと贅沢かな?と思ったけど、2005年の夏、うんうん、昆布茶旨そうだし、ユカリも出来るし(すり鉢使うと、なんとなくホコリ臭い=すりこぎの粉 んですよね)。たこ焼きのカツオ粉もすぐ出来るかな。などと電化製品を増やすのに言い訳しながら購入。けちって2480円で買ったら中国製(しまった、買ってから気付いた国産好きな私)、使いそうもないお茶挽き機能あったり、使うかも知れないミキサー機能あったり、、まぁ、いいでしょ。
 チタンカッターで二万回転とあるが、本当か、、ミルサーってのは切るのではなくて、叩き砕くって感じなんですね。意外と、昆布はすんなりと粉にはならず、少しづつザルで濾して、モーターが冷えるのを待って、1分回して、、とかなり時間をかけてジャム2瓶分の昆布の粉を作った。なぜか材質チタンとあるカッターは昆布に負けたのか凸凹になっていた。(-_-;) チタンカッターの塗装だかは剥げていたし、このヘラは先端がもう少し丸い方が使いやすくないか? こういう些細な設計が安物とブランド品の違いといつも感じる。
 で、肝心の昆布粉、苦労したかいがあって、美味しい。茶碗に少し入れて熱湯を注ぐ。確かに佐々木さんの言う通り、すんごく美味しい昆布茶になる。正しくは昆布湯か、、昆布の香りと風味がビシっと効いて、さらに梅の酸味。こりゃぁ、ミルサー買って良かった。ふと気付くと、白身魚の昆布締め用まで粉にしてしまった。(^^;) 佐々木さんありがとう! あなたのお陰でミルサー導入できました。 
四畳半で梅干しを作る

2003年6月23日作成 2005年8月8日更新 四畳半の住人