四畳半の住人 / 湯たんぽの勧め / ゴム製湯たんぽ使用レポート

■■ ゴム製湯たんぽ使用レポート ■■
作者:四畳半の住人 -
 子供の頃からのイメージで湯たんぽ=ブリキ製が当たり前と思っていて、プラスチック製は邪道などと何となく思っていました。が、友人から錆びない分長持ちと言われ使ってみれば使い勝手もよく直火が使えないことも気にならなり、常用湯たんぽになりました。何より錆びないって利点が大きかったです。そんな昨年の冬、ゴム製湯たんぽの存在を教えられ、使ってみれば一気に一番の湯たんぽに昇格。欠点もありますが何より快適な部分に魅かれました。欠点を補おうと追加購入の為に、よく探せば、国産のダンロップ製は介護用品のお店で、ヨーロッパ製は、お洒落な生活雑貨のお店で見かけます。私のお勧めは、値段は高いけどやっぱり国産のダンロップ製品です。が、ヨーロッパ製の湯たんぽも買ってみたので比較するとともにそれも合わせて紹介します(ゴム製湯たんぽ(ダンロップ製)の紹介と重複する部分がたくさんあります)。

ゴム製湯たんぽを実際に使ってみて

ゴム製湯たんぽ ゴム製湯たんぽ
 お決まりでカバーを作ってみる。お尻に穴をあけてカバーしたまま吊り下げられるように横着してみる。。  意外な利点に、お湯が入れやすいってのがあります。蓋の部分が漏斗みたいな形状でお湯はこぼれずに簡単に入ります(友人が友情出演)。
 【カバー設計の失敗談】 もっと口の部分を長く取ればよかったです。ダンロップ製は金属蓋で安心度抜群なのですが、布団の中で足でゴロゴロ転がすと熱くなった金属蓋に触れてしまうことがあり、それがちと熱い。もっと長く取って折り返して使うようにしたらよかった。お湯を入れたり捨てたりする時には外側に折り曲げればいしね。
 【使うとき】
 お湯を三分の二まで入れ、空気をよく抜いてから栓をしてください。煮え立ったお湯は使わないで下さい。(耐熱90度とあるので沸騰前のお湯を使います。空気を抜くのは、膨張して危険な目に合わない為かと、、なにせゴムは膨らむからね。そしてパンパンに入れると気持ち良くないから。)
 【使った後】
 水気をよく切ってから、日の当らない所に逆さに吊るして乾かし、熱・油・酸などに当てないで下さい。(日に当てると一気にボロボロになるので注意とのこと)
 

外国製のゴム製湯たんぽ

 ロンドンではメジャーな湯たんぽとのご報告に驚き、繁華街と縁遠い私がちょいとお洒落な生活雑貨のお店を歩いてみました。あるある輸入物の湯たんぽ。全てがカバー付きでカラフルです。

東急ハンズ〜★第3位 「ドイツ製ゴムの湯たんぽ」 税込3,150円(本体3,000円)
ゴム製湯たんぽ  東急ハンズのサイトから、、なんと2004年の「あったかグッズ」売れ筋ベスト5に入っています。しかも少し大きい。心が動くなぁ。。以下、全文抜粋。(URLは変わる可能性があるので載せません)
「湯たんぽ」というと金属製の固いものを思い浮かべますよね。もちろんハンズでも昔ながらのオーソドックスな湯たんぽを扱っていますが、こちらは「ゴム製」の湯たんぽです。熱湯だけでなく、水や氷を入れて冷たくして使うこともできるので、一年中活躍します。金属製やポリ湯たんぽのように触っても即座に熱いことがなく、じんわりと暖かさが伝わる上、布団の中に忍ばせておいても固くないので、あえてゴム製湯たんぽを指名買いする方が多いそうです。湯たんぽらしからぬ(?)鮮やかなブルー色が目をひきます。 サイズは約20×35cm。容量2リットル。 

ソニープラザBEST HIT ITEM〜ANIMAL湯たんぽ 2000円〜
 中身は普通のゴム製湯たんぽですが、ぬいぐるみに入っています。熊、カバ、ウサギ、etc.外国の子供たちは温かいぬいぐるみを抱いて寝るんですね。いい習慣だ。日本の湯たんぽメーカーも見習っていつまでも古くさい湯たんぽだけでなく、こういう楽しい商品も開発して欲しいと思います。輸入だから2000円もしますが、英国湯たんぽ事情によれば現地では£4(ポンド:日本円で700円位)からと安いです。国産品をその値段で作るのは難しいのだろうけど。。あんぱんまんやぽけもん湯たんぽならば、2000円でも十分に売れるんじゃないかな。

ソニープラザBEST HIT ITEM〜ANIMAL湯たんぽ 2000円〜
ゴム製湯たんぽ ゴム製湯たんぽ
 子供向きにぬいぐるみに入ったものが多い。可愛いし遊び心満点。  本体は、PVC(塩化ビニール)、栓はポリプロピレン製。で、強く締めるとツマミが折れそうですが、、→  子供の為に毎年買い替えるのが前提なのかな。でも暖かいプレゼントは嬉しいよね。病院で使う国産品とは設計思想が違います。

ソニープラザ〜売れ筋商品 ドイツ製 2000円程度
ゴム製湯たんぽ  とにかくカバーが可愛いですよね。こんな調子で色々な可愛い柄のカバーをまとった湯たんぽが大きい棚に陳列されています。こりゃ、若い子も買いますよねぇ。。国産品もこういう所は見習って頑張って欲しいですねぇ。値段だって安くないですよ。でも、売れ筋商品だってんだから。。

ソニープラザ〜ハート型の湯たんぽ(スリランカ製) 3150円
 これは可愛い!プレゼントにいち押しとか。ちとお湯が入れにくいかなぁ。。湯沸かし器で入れるのがいいでしょう。危ないからね。全体の写真は楽天ソニープラザより拝借。川崎の映画館の近くの店にも売っていました。本体は、PVC(塩化ビニール)、栓はポリプロピレン製。

ネット販売〜HOT WATER BOTTLE(湯たんぽ)/生活雑貨 1000円〜
 通販でも買えます。今年はまだ入荷していないようですが、実は私も比較の為に一つ買いました。もう友人にあげちゃったけど。→HOT WATER BOTTLE(湯たんぽ)/生活雑貨(リンク切れ)
 本体は、PVC(塩化ビニール)、蓋はABS樹脂、トレーナ生地のカバーはお洒落です。サイズも小さいのがありますね。が、どの外国製にも言えることですが、国産品の品質の高さには驚きます。

100円ショップ〜中国製 ゴム湯たんぽ
 2005年2月、近所の100円ショップで売っていて驚きました。で、ゴムはよくある塩化ビニール製(材質はゴムと記述)。蓋は白いポリプロピレン製で、フリースカバーも100円で合計200円。おそるべし中国製。安すぎます。まぁ、試してみたい方には丁度いいですよね。この金額ならペット用でも、自分用にもたくさん買えます。サイト更新用に買ってみて、友人に譲ったらヒマラヤに持っていったそうです。ゴム製湯たんぽは旅行にもいいですね。以下、マタジさんのコメント
 お湯は、登山用の鍋と旅行用の熱源(湯沸かし器)を持参していたので、それで700ccくらいのお湯をわかして使いました。標高4000mの場所だったので、夜はとても寒かったけど足元はぽかぽかでした。場所をとらない、旅に最適な湯たんぽでした。「マタジ」とは、ヒンズー語で「おっかさん」「おばさん」とか いう意味らしく、中年女性は全部ひとからげでこう呼ばれます。

国産好きな私の意見

 輸入業者が儲かるよりも国内メーカーに儲かって欲しい私。食べ物でも雑貨品でもなるべく国産品を、、って常々思っています。まぁ、全てを国産品で、、は難しいのでしょうが、それ以外にも性能に関係ない部分の仕上げも気になる私。そんな私が、実際にお店で手に取ってみて、通販品は取寄せてみて、色々なゴム湯たんぽを比較してみると、やはり国産品の品質の高さを再認識します。日本人ってのは細かい所を気にするので、型の合わせもピッタリとしていますし、栓も金属製で永久に壊れないように出来ています。外国製の栓はツマミの部分が折れちゃいそうです。国産品は実際には病院で使われることが多いらしいので価格が高くなっても安全性を優先しているのでしょうね。ゴムの材質も国産品は天然ゴム、外国製品は、PVC(塩化ビニール)と値段の違いは品質の違いそのままです。天然ゴムは、ゴム臭いと感じる人もいますが、手に取ってみるとしっくりします。化学物質じゃないので環境汚染度は低いです。しかし、カバーがなくて値段も倍。。輸入湯たんぽが売れる訳です。湯たんぽは忘れられた商品ではなくて、売れているんですねぇ。
湯たんぽの勧め目次

2004年12月4日作成 2006年3月14日追記 四畳半の住人