毎週の穴子釣りで溜め込んでいると穴子を日々の料理に使うことになんの違和感もありません。私にとっては、ハムやウインナー、豚肉よりお手軽に使え、日常のオカズとなっています。魚だからと気負わずに使って下さい。このお粥もわざわざ紹介するような代物ではありませんが、穴子だけでなく、もっと魚を気軽に使ってもいい!と思ってもらいたいので作りました。
大家さんは高齢ゆえよく病気になります。その度にお粥を作っています。最初はただのお粥を続けてだんだんと回復してきたら、混ぜ物があるお粥に切り替えていきます。栄養も取れるし目先が変わって食欲も出るので一石二鳥。もちろん自分の分も一緒に作って頂きます。私はダイエット治療になるのかも。
- お粥は土鍋で作ります。火の当たりが柔らかだし冷めにくいです。
- 昆布出汁で、洗った米を煮ます。
- お粥の作り方は、ガスコンロでメシを炊く→番外:お粥の作り方を参照してください。
- お粥がいい感じに煮えてから、ぶつ切りにした穴子を加えます。
穴子はもちろん下処理済みで冷凍してあるのが前提です。
生穴子の場合、ヌルは必ず取り除いて下さい。
- 穴子に確実に火が通り、穴子の出汁が出たら出来上がり。
- 穴子の脂で味付け(塩など)不要です。具合の悪い時は濃い味は辛いのです。
食べる人が付け合わせで調整します。
- 病人の具合が良いならば、良質なゴマ油を垂らすと中華風。
- 風邪ならば千切り生姜を加えても体が温まります。
ほんのりと穴子の風味が感じられ上品なお粥になります。具合の悪い時は濃い味はよろしくないので、お粥には味付けしません。付け合わせには、刻んだ
梅干し、
穴子の佃煮(生姜は刻んで)、
あさりの佃煮、タラコ、フリカケ、刻んだ漬物など添えて下さい。お粥の付け合わせは漬物などは、細かく刻んだ方が食べやすいです。タラコなどは1cm幅に切って2切れも添えれば十分。病人にはともかく小皿に品数です。冷蔵庫を探して小皿に並べて観て下さい。それだけで贅沢なメニューに見えます。