四畳半の住人 / 第五中足骨骨折でギプス生活 / 番外:汚れ&二次災害防止 骨折カバー(保冷機能有り)

■■ 番外:汚れ&二次災害防止 骨折カバー(保冷機能付) ■■
3,4年に一度は怪我するオマヌケ人間の工夫
作者:四畳半の住人 -
”骨折カバー夏バージョン” 骨折にも色々あります。手術した場合は,抜糸まで濡らさず,汚さず,そして冷やしたい。3,4年に一度は怪我する経験豊富な故,落ち込む前に何か工夫します(本当は,怪我をしないように工夫すべき)。7月の最初。。。月曜の朝から転倒。左手に指に絡めて3つのカバン。中指があり得ない方向に。
 現場から近い総合病院へ。。ただの骨折と思いきや,靭帯ブチ切れ,関節剥離骨折で骨は反転,,結果,全身麻酔で手術。終末医療のお年寄りしか居ない病院は看護師も微妙,手術する側の手に点滴確保するは(手術室で差し替え),術後の痛み止めが貰えたのは涙ながらに4回目のお願いで翌日の昼前(看護記録にも残ってなかったらしい)。執刀医も,普通,術後に「指を使う仕事ですか?」って病室で聞かない。皮膚も着かないかも・・・関節は長くは持たない・・・将来的には人工関節・・・神経があり得ない位置にあった・・・ (要約すると....手術失敗したんですね。。。)
 入院中からカバーを頭の中で設計する。。。。家にあるモノでこの手でもパパって作れるモノ。。。

夏場の骨折カバー(保冷機能付)の設計条件

”骨折カバー夏バージョン”
  • 外出時他,汚れが防止できること。
  • 洗濯も容易,すぐ乾くこと。
  • 脱着が容易,でもすぐ取れないこと。
    (長くすることで解決)
  • 軽量かつ,中が蒸れないこと。
  • 製造が簡単&材料は自宅にあるもの。
  • 保冷機能があれば嬉しい。

形状について

”骨折カバー夏バージョン”  今回は,中指手術,薬指は靭帯他で,3指,4指の保護。2から5指部分を大きめに作る。私は手が大きくないので結果,保冷剤に合わせた。脱げにくくするには,長くすることが大事。
  • 2−5指部は中で全ての指が運動できるよう大きめ。
  • 長く作る→手首と肘の30%は必要。短いと脱げやすい。
  • 親指部は長さを余らせないことが使いやすさの秘訣。
    親指の先端を当てる=指の付け根が当たるのは疲れやすい。
  • 保冷剤が入る大きさにすると何かと便利。

実際の材料,製作,,製作時間1時間(不自由で参った)

”骨折カバー夏バージョン”
  1. 材料:景品の手ぬぐい,木綿糸
  2. 道具:ハサミ,マジック,針,がんばる指,楽しむ心
  3. 手ぬぐいを4枚になるように畳む。
  4. 手を置いて,大きめ(保冷剤入れるから大きめ)に線を作画。
  5. 内側に縫い代禁止!
  6. 二重糸で半返し縫いでケガキ線上を縫う。
  7. 手を入れて確認。気に入らなければ修正。
  8. ハサミで縫い目の5ミリ外側をカット。
  9. 周囲をほつれ止のかがり縫い。

とにかく目立つことが大事

 指の怪我は地味。地味色は通行人がぶつかって来ます。 
色は白系がベスト。無理なら黄色か赤
怪我が治ったら捨てます,手間なしで作るのが大事。
4枚にした理由は。。。ここ大事!
保冷剤や氷が入る。背にも手の平側にも。
患部をたえず冷やすことが可能,寝てても保冷!
”骨折カバー夏バージョン”
 結局,こちらのカバーは,抜糸すぎても使っていました。抜糸後,皮が破れて皮膚が弱く,新しい皮膚の保護と日焼け止めの為に1ヶ月以上使っています。最近やっと外せますが,ミントカバーは,まだ壊していません。
”骨折カバー夏バージョン” ”骨折カバー夏バージョン”
 せっかく抜糸したのに腫れて剥がれて,真皮が育つまでリハビリも禁止した。薄い皮膚ができて,古い皮が剥がれたら,今度は100円ショップで保護用手袋を改造してこんな感じ。穴は腫れて指がキツイので広げただけ。途中,中指だけ切り離されてこれはまだ使ってる。親指部も中指用の予備として活用。
”骨折カバー夏バージョン” ”骨折カバー夏バージョン”
 手術記録を提出依頼した。ここに残す。術後の説明無し(退院前夜,夜にコッソリと病室に来て,指はもう曲がらないだの,将来人工関節にすれば,,だの,,色々言われて,退院後の診察でも,レントゲンも観せてもらえず,,転院希望も断られ,抜糸も行ってない状態) 【もう指を全て握ることは出来ないと言われていますが,頑張ります。】しかし,もしや,手術で物理的に駄目になったのかな。。
 右側の写真は,,またも100均で買ってきたベルトを改造して作成。 四畳半流 PIP関節屈曲 ベルト。もちろん伸展,他の筋のリハビリもやります。ここまで怪我してから1ヶ月半。これからやっとリハビリを本格的に開始する。
ーーー【整形外科手術記録】ーーー
 全身麻酔下に伝達麻酔を追加して行った。 左中指PIP関節の橈側を頂点としてzigzag切開を行った。 直下に指神経を確認。術中常にこれを保護して手術を行った。 一部,皮切や術野に存在した神経終末は焼灼した。 腱鞘は一部破れており,掌側板は翻転していた。これを もどしながら骨を確認したが,固定できる大きさでは無いため,掌側板を周囲に縫着することで固定とした。一部は浅指屈筋の内側に縫着している。橈側の関節包は完全に断裂しており,繊維を頼りに縫縮した。腱鞘はほぼ縫合。洗浄し,5-0ナイロンにて融合。圧迫固定とした。
”骨折カバー夏バージョン” ”骨折カバー夏バージョン”

第五中足骨骨折でギプス生活

骨折治療期間に便利だった道具や小物
カナダ脚;iWalkfree 2.0(ニークラッチ:アイウォークフリー)
youtube 四畳半&しじみ チャンネル 番外:骨折カバー

2018年8月15日作成 四畳半の住人