
我が家は3年過ぎた梅干は潰して
梅肉や
梅びしおにしてしまいますが,こちらの干し梅も携帯や料理にとっても便利でストックが無くなると作ります。いや,作り始めたキッカケは,釣れない船上で,梅干しをかじっていて,種の周りの果肉を前歯でガリガリしていたら,「4本差し歯が欠けた」とか,「口の中に入れてて船が揺れた時に種を飲み込んじゃって苦しかった」とかなんです,それで,持ち歩き用に種なしを作ろう!でしたけど,台所でも便利。
市販の干し梅って1個,2個ならいいけど,甘ったるくてサッカリン?の味で口の中が気持ち悪くなりますが,自家製梅干しで作る干し梅なら塩分補給にもなるし,食べても安心です。
自家製干し梅の使い道
- 携帯に便利で安全
種が出ないから携帯に便利,間違えて飲み込む心配も,歯が欠ける心配もありません。
- 料理に便利
刻んで,オニギリに混ぜれば梅風味オニギリ。サラダに混ぜたり,混ぜご飯やフリカケにも,塩分が含まれているので新玉ねぎのスライスにみじん切り干し梅を混ぜ込めば簡単梅サラダ。水分の多い梅肉とはまた違った使い道が広がります。刻む時にも普通の梅干しよりロスが少ないです。
- 保存食
干物扱いになるので,保存にいいので,非常食にも。海外発送も。旅行にも。
使う梅干し
古い梅干しとか,仕上がりが固くなった梅干し,干してない梅漬,破いちゃった分,
軽く発酵した梅,きっとカビが生えちゃった梅だって使えます。新しいので作るのはちょいと勿体無い気がします。梅干しを作るのは好きだけど食べるのは好きでないって人が意外と居たりします。そんな場合にも干し梅に加工しちゃえば色々と使えます。
フレッシュな梅干しから作ると種の取り出しは大変だけど果肉が柔らかい分仕上がりはキレイに出来ます。かなり干してからだと種も取り出しやすく,キレイに取り出せますが,干し梅の外観はちと落ちます。上の写真はかなりカリカリ状態から作った干し梅です。
塩分が気になる場合は,梅干しをお好み状態まで塩抜きしてから干しておきます。
作る時期
いつでもいいんですが,梅干しと違って長く干すので,天候が安定している時期がいいです。土用干しの後に続けて作ってもいいし,梅仕事が落ち着いた時期にゆっくりと作っても良いし,無くなりそうだから作る。でもいいと思います。湿度が低くなる秋から冬に作ります。気温が低い方が干物は美味しい。一種の干物と考えれば,気温が高い時期より低くなる時期の方が作りやすいです。
取り出した種の利用
取り出した種は,醤油差しに入れれば梅風味醤油。私は10個ぐらいを3合のコメに混ぜて炊いちゃいます。梅風味ご飯が出来ますが,ご飯は柔らかくなるので,古いお米の時にもいいかな。それで物足りないなら,作った干し梅を刻んで混ぜれば梅ご飯の完成。
最後の写真は,白米2合+玄米1合+種10個の炊きあがりです。玄米を混ぜて普通に炊くとプチプチ感がいい感じです。種は,蒸らし後に混ぜる時に取り出さないと歯が割れるので要注意です。
干し梅の保存
完全なる干物になりますので,保存は干物と同じ扱いなのでとても楽です。種の分,体積も減るので梅干しが余って困っているなんて人にも最適。保存する容器は,空き瓶でもいいし,タッパーウェアでもビニール袋でもいいです。でも,金属製の空き缶に入れるのは辞めましょう。
表面の白いのはカビではなく食塩又は梅の成分由来の結晶とのことなので安心してください。→
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