現代社会は、時間もデジタル表示、流行のカメラ撮影の為のデータ:露出、シャッタースピード、フィルム感度もデジタル一発選定、もちろんストロボ光量&距離なんかもデジタルで簡単に選択できます。フィルムカメラな私には逆について行けません。でもね、便利だけど、その環境では、何千枚シャッターを切っても露出の意味も理解できないと思います。理解する必要もないのだろうけど、一つ数字が前後するとどうなる?という傾向を感覚的に知るのは大事です。
部屋の温度もエアコンやらにはデジタル表示、確かに便利だけど、アナログ表示には人間の感覚を養うという大きい利点があります。一つの数字よりも、その前後が分かるアナログ数値を眺めていると環境への注意力が変わりのが一番の利点でしょうか。下の画像は不快指数を色分けしてありますが、温度と湿度の傾向が一目瞭然です。
下の表は湿度(%)と気温(C°)、乾球(C°)と湿球(C°)による不快指数の表です。寒い〜快適〜暑い までが感覚的に掴めると思います。一覧して観ることの利点は感覚が育つ事ですかね。デジタルで結果の数字だけ観てても 感覚は育ちません。温度計一つでも同様で、右下の写真は我が家の部屋を監視している(大袈裟)気温湿度計ですが、アナログ表示により現在環境の前後がすぐに分かります。算数が苦手な子供にはアナログ環境を与えると少し変わるかも?と思いますよ。分数が判らんとか数字の意味が身につかないとか、デジタル世代だな〜って思いますもん。表にはありえない組み合わせの範囲(乾球<湿球:乾球0度&湿球40度なんて無いです)まで入れてありますが、それにより傾向が見えると思います。
どちらも画像をクリックすると印刷用の表が見れます。
緑色が日本人が快適と感じる不快指数65〜70の範囲
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気温(C°)と湿度(%)から
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乾球(C°)と湿球(C°)から
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温度と湿度から不快指数を計算してくれるサイトは山盛りありますが、アナログ人間な私には一覧表がやっぱり便利。省エネに必要なのは省エネ家電ではなく、アナログ感覚、まずは湿度計を購入して感覚を養いましょう。 現代社会の冬は暖房完備で快適だけど、乾燥しがちです。乾燥した空気中に居れば、喉も乾いて、目も肌も乾燥して痒くなりがち。アトピー皮膚炎を持っているならより悪いです。
本ページの不快指数早見表は、乾球(C°)と湿球(C°)で計算した表です。右の写真は2011年8月、乾球(気温)37度、湿球30度(=湿度59%)なので、
不快指数89=暑くてたまらない日 となります。んじゃ、冬のとある日、12月29日16時30分 乾球9C°、湿球7C°(=湿度74%)は、
不快指数51=寒くて大変な日 と、、まぁ、我が家の場合は、不快指数が快適を指示する季節は非常に短いですが、本人は冬に関しては防寒力が凄まじいので実に快適に過ごしております。家電に頼るよりちょいとした工夫で快適に過ごせるものです。
飼猫しじみも、冬は発泡スチロールの家(実はただの箱)+毛皮+
ゴム製湯たんぽで超快適なようです。問題は夏ですな。猫より辛そうな管理人でした。痩せるのが一番でしょうか。(-_-;)
表の下方に気温と湿度による換算表へのリンクを載せておきます。どちらもHTML記述ではなく、画像によるモノです(超面倒だったのでご勘弁)。
- 不快指数 DI = 0.72 x (Td + Tw) + 40.6
Tdは乾球(C°),Twは湿球(C°)...丸善 単位の辞典296ページより
- 乾球(C°)と湿球(C°)より求める不快指数表ダウンロード → DI-A.xls... EXCEL97,2000,XP形式
不快指数は、湿度と気温から算出する式もあります。湿球なんて言葉さえ知らない人も居る現在はこちらが一般的でしょうか。